白丸(しろまる)調整池ダム
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Ver.1
小河内ダムへ向かう途中に、白丸調整池ダムがあります。発電専用のダムで、魚道が整備されているのが見所なダムです。
魚道入口手前に駐車スペース完備。魚道を見学するとダム堤体脇に出てくるという見学順路となっています。
魚道入口の脇には白丸ダム魚道についての説明看板がありました。
説明をひと通り読んだ後、いざ魚道へ!
うわ〜ぃ、ぐるぐるらせん階段だ〜\(^o^)/
目が回りそう〜!とか言いながらぐるぐる降りていった後、
見上げると面白い〜!…と上ばっか見てないで魚道です。
魚道というのは、ダム等で堰き止められてしまうことにより、魚が川を遡上できなくなることを解消するために作った、その名の通り「魚の為の道」です。
多摩川にはたくさんのダムが建設されていますが、それにより魚の往来がなくなってしまいました。現在、国土交通省が「魚がのぼりやすい川づくり推進モデル事業」として魚道を整備し、魚の遡上が行えるよう改善しているそうで、その一環として白丸魚道も整備されたそうです。
高低差27メートル。全長は300メートル以上もある、なが〜い魚道です。
上ってきた魚が休憩出来るように流れがない部分がありますね。
制御していると思われる機械にはグラフィカルな表示が。
魚道の側面に小窓がついていたりして、一応中を覗くことはできるのですが、私が見学させて頂いた時にはお魚を確認することはできませんでした。施設の説明によりますと、数種類の魚の遡上を確認しているそうです。
魚道から出てきたら、そこは白丸調整池。エメラルドグリーンの湖面が綺麗〜。
さらに順路を進むと目の前に堤体が!\(^o^)/
堤体も気になるが手前のレールも気になるぞ?
どうやら上下間を結ぶトロッコがあるみたい。
他のダムでも流木回収装置みたいなベルトコンベアを見たことはあったけど、トロッコは初めて気がついたかも!
天端から下流を望む。左側に魚道が見える。
外の魚道も見てみたいな〜。んでもってダム直下から堤体を見上げてみたい…。
堤体にはローラーゲートが2門。
横の取水口から地下の白丸発電所へ送水して発電を行なっている。
また、下流にある多摩川第三発電所へも送水している。
魚道の見学は午前10時〜午後4時30分まで。夏休み期間は毎日開放しているが、それ以外の期間は不定期に開放しているので奥多摩町のホームページでスケジュールを確認されることをお勧めします。
■DAM-DATA
ダム番号 | 693 |
型式 | 越流型直線重力式コンクリートダム |
ゲート | ローラーゲート×2門 |
ダム湖名 | 白丸調整池 (しろまるちょうせいち) |
所在地 | 東京都西多摩郡奥多摩町 |
河川名 | 多摩川水系多摩川 |
堤高・堤頂長 | 30.3m・61m |
総貯水容量 | 893千㎥ |
管理者 | 東京都交通局 |
管理所 | ー |
本体着工/完成年 | 1952年/1963年 |
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