佐久間(さくま)ダム
G
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Ver.1
天竜川水系のダムを調べていて、是非とも訪ねたいと思っていたのがこの佐久間ダム。日本のダム建設の歴史を学ぶ上で重要なダムに、ついに訪問することができた\(^o^)/
佐久間ダムと電源開発の青い文字。写真で何度も見てたけど、自分の目で実物を見ることが出来て感無量(じぃぃぃん)。日本の土木史において、大型重機を活用した近代的な機械化工法が確立した重要なダムで、このダムの工事がこの後作られていく数々のダムのお手本となっているそうだ。
ちょっと高台なところに佐久間電力館というPR施設がある。すぐ手前まで車で行けるのだが、ここに来る前に訪問した水窪ダムまでの道中で車酔いしてしまった息子(そんなに荒い運転はしてないんだけどねぇorz)をリフレッシュさせるのも兼ねて電力館まで歩いて行くことにした。
少し歩くと小さな祠が見えて来た。佐久間電源神社と書かれた柱。ふむ、これが噂の電源神社か〜。今年は色々あって初詣をしていなかった我が家。こちらで初詣(ってもう2月ですけどww)してきたよ(∩´∀`)∩。
坂を登り切ったところに佐久間電力館があった。結構な勾配だったが、ここに至る道中につららが沢山あって、子ども達は見つける度にわーわー言っていたw。そのお陰か電力館に着く頃には車酔いでヘロヘロしていた息子も変なポーズが取れる位wに元気になっていた/(^o^)\ヨカッタ
電力館手前にも水車ランナがいくつか展示されていた。水力発電所の見学は何度かさせてもらっているんだけども、この中に水車が入っているんだな、というような感じで稼働中の設備を見学する形だったので、実際にこんなのがぐるぐる回ってるんだよ、というのが見られるのは子ども達にはイメージがつきやすいようだった。
電力館では、電源開発が手がけている発電事業の紹介と、天竜川流域で運用されている発電所・ダムについての紹介をしている。長野県諏訪湖から河口までの全流域を示した模型を見ながら、今どこ?あのダムはどこ?ここ?と位置を確認してみたりなど。
佐久間ダムの工事についての紹介エリア。工事の流れが年表になって紹介されている。こんな大きなダムを3年という速さで完成させたとは…。フロアには天竜川流域の航空写真がどーんと敷いてあって、またここでも子ども達と一緒に今居るのがここで〜とか、小渋ダム行ったな〜とか色々話しながら流域をチェックしたりしたw
室内の展示を見た後は、屋上へ。見晴らしの良いポイントからダムを眺めることができる。佐久間ダムの諸元を書いたパネルも設置されている。息子はそんな中、展望台の片隅に「山びこポイント」と書かれたプレートがあるのを発見。その前で何度も「やっほー!!!」と叫んでました/(^o^)\
天端からゲート〜下流を望む。堤高155mあるんだけど、ゲートが大きくてこれまた遠近感が狂ってしまって高さが上手く表せず/(^o^)\。ゲートから流れ出た水は減勢工に落ちていくわけだが、左岸寄りのところだけ少しコンクリートが顔を出していて、スキージャンプ式っぽくなっていた。後で知ったのだが、この辺りの地盤が他に比べて弱いため、形状を変えて水の力をかわしているらしい。
■DAM-DATA
ダム番号 | 3326 |
型式 | 直線重力式コンクリートダム |
ゲート | 洪水吐:ローラーゲート×5門 放水管:(スルースゲート + ローラーゲート)×2門 |
ダム湖名 | 佐久間湖 (さくまこ) |
所在地 | 静岡県浜松市天竜区佐久間町 |
河川名 | 天竜川水系天竜川 |
堤高・堤頂長 | 155.5m・293.5m |
総貯水容量 | 343000千㎥ |
管理者 | 電源開発(株) |
Web | 佐久間電力館 |
本体着工/完成年 | 1954年/1958年 |
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