2016/11/18

刀利ダム


刀利(とうり)ダム
A
FAP
Ver.1

近くまで行っていながら立ち寄れて居なかったダムの一つ、刀利ダムに行ってきました。キャットウォークのオレンジ色がとても印象的で一度行ってみたいと思いつつ、なかなか機会がなかったのです。



着いたらまさかの放流中!朝っぱらから大興奮の見学です。春先にバルブから吐いてるよって話は聞いていたので、今回は見られるとは思っていなかったもので、一人で「え?えー?」って言いながらダムをウロウロ。

非常用洪水吐はローラーゲートが6門あります。ゲート巻き上げ機の建屋が並ぶ天端。

雪の降る地域なので、屋根はドーム型ですね。かわいい。

天端から下流方向を望む。朝日が刀利ダムの影を映し出してくれていました。

ふと足元を見たら「富山県」って掘られたブロックが。ちょうど隙間にピッタリだったのか、そういう仕様のブロックなのかわからないですが…w

天端をてくてく歩き切ったら広場がありました。ダムについての説明パネル。

銅像やら竣工記念の石碑やらお社やら。雪の地域なのでお社には透明パネルがはめられて保護されてました。
胸像は松村謙三先生との銘が。南砺出身で農相になられ食糧危機解決のために尽力されました。その後、刀利ダム建設にあたっても大変尽力された方だそうです。功績を讃え毎年8月に水神祭を行っているとのことでした。

雪の地域なので、植栽にも雪吊りが施されていて……っておやぁ??何か奥に見えますぞ?

ハウエルバンガーバルブが展示してあるー!(∩´∀`)∩ワーイ

今、下でぶっしゃ〜と吐いているのは二代目さんだそうで、それまで頑張ってくれてた初代ハウエルさんが展示してありました。でっかい。全方位からジロジロキョロキョロペタペタさわさわできます♡

ハウエルバンガーバルブの脇からバルブ放流を愛でる。いつまでみてても飽きなくて結構な時間ぼーっとしていたように思います。

また右岸側に戻ってきて堤体を愛でる。クレストのローラーゲートは緑色。あまり高さのないゲートですね。

朝の巡回に出る職員さんに声かけて頂いて、少しお話することが出来ました。安定の「どこから来たの?」の質問にビックリされたりなどしつつ、放流について質問など。発電所の点検に伴う代替放流で1週間程吐いていたようでした。春先にはもっと豪快な放流が見られるので、よかったらまた見に来てくださいね、とのこと。行きたい…!!!

■DAM-DATA
ダム番号0853
型式越流型ドームアーチ式コンクリートダム
非常用洪水吐ローラーゲート×6門
常用洪水吐ハウエルバンガーバルブ×1門
低水管理設備
ダム湖名
所在地富山県南砺市刀利
河川名小矢部川水系小矢部川
堤高・堤頂長101m・219.4m
総貯水容量31400千㎥
管理者農林水産省 北陸農政局
Web
本体着工/完成年1958年/1967年
駐車スペース左岸側に広いスペースあり
トイレ左岸側にあり
おむつスペース
※記載情報は訪問した時点の情報です。状況が変わっていることがありますのでご了承ください。
Location: 刀利ダム

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