宮ヶ瀬(みやがせ)ダム
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重力式コンクリートダムとしては、国内第二位の高さを誇る巨大ダム。ダム周辺は観光地として整備されている。資料館(宮ヶ瀬水とエネルギー館)があったり、ダム堤体直下に行けたり、定期的な観光放流があったりと家族で楽しむことが出来るエリア。
実は宮ヶ瀬ダム、恥ずかしながら殆ど下調べしてなかったのでした。なので観光放流が行われてるダムだということも現地に行ってから知ったというww 運良く訪問日が観光放流実施日だったので、放流も見学できちゃいました。
天端もひろ〜〜い。こんなに天端が広いダムはそんなに無いんじゃないかなー?とか勝手に思っている。
ダム湖(宮ヶ瀬湖)は、ダム湖百選にも選ばれている。
大きいダムなので、いろんなゲートがついている。観光放流などで水が出てくるのは高圧スライドゲートかな。そいでもって写真奥のほうに見える湖面にある四角いのが選択取水設備だったと思う。選択取水設備というのは、その名の通り、取水する位置が選択できる設備。ダムに貯まる水は湖面の方は日差し等で温まったりするが、底の方は大変冷たくなっている。そのまま放流してしまうと、下流に異質な温度の水を流し込むことになり、下流に住んでいる動植物達に影響がでてしまうので、出来るだけ適温な水温の水を取水し、下流にながそうというもので、宮ヶ瀬ダムの場合5段階の位置から取水することが可能なのだそう。
あともう一つ特徴的なのは非常用洪水吐かな。堤体に黒い穴が並んでいるのがお分かり頂けるであろうか。宮ヶ瀬ダムの場合、これが15個開いていて、洪水等で水位が上昇した場合、この穴から水が越流していく。下流側にはこれが中央の3本のライン(観光放流の放流口の上にある3つの穴)にまとまるように設計されているそうだ。(天端側水路っていうそうだ)
宮ヶ瀬ダムは、無料で堤体下までのエレベーターが利用できるようになっているが、それとは別に、有料なんだけどインクラインに乗って移動することも可能。折角なのでインクラインに乗ってみた。写真を色々撮ろうと思っていたんだけど思いの外沢山のお客さんが乗り込んできたので断念。到着直前に下流の方を眺めたら、観光放流を見ようと橋の上にお客さんが集まってる!
改めて堤体下から眺めると、でっけ〜〜w
1分程のアナウンスの後、放流開始。放流開始と共に、待ち構えていた観光客の皆さんが\(^o^)/わぁぁぁぁ!\(^o^)/と興奮w 勿論私も大興奮w 6分程放流して終了。
iPhoneで撮った観光放流の動画です。約1分のアナウンスの後始まります。
そうそう、宮ヶ瀬水とエネルギー館の1階にはレストランがありまして。こちらでは特製の宮ヶ瀬ダムカレーが頂けます。ご来訪の際には、ぜひご賞味くださいませ〜w
■DAM-DATA:宮ヶ瀬ダムタグで他の時期の訪問記もご覧いただけます。
ダム番号 | 703 |
型式 | 越流型直線重力式コンクリートダム |
ゲート | 高圧スライドゲート×2門、高圧ラジアルゲート×1門、ジェットフローゲート×1門 選択取水設備 円形多段式ゲート(5段) |
ダム湖名 | 宮ヶ瀬湖(みやがせこ) |
所在地 | 神奈川県相模原市 |
河川名 | 相模水系中津川 |
堤高・堤頂長 | 156.0m・375.0m |
総貯水容量 | 19,300万㎥ |
管理者 | 国土交通省 |
管理所 | 相模川水系広域ダム管理事務所 |
本体着工/完成年 | 1984年/2001年 |
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