三保(みほ)ダム
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Ver.1
神奈川県にあるダムのダムカードで、入手できていないのが残り1枚だということで、ちょっと行ってくるかーと家族でドライブしてきたよ。
東名高速大井松田ICからR246を(珍走団の方々が前方を走っていらしたため)のんびりドライブ。道の駅山北の案内看板にしたがって76号線に入って道なりに進む。
放流警告の電光掲示板。消灯していたので放流してないねー。
ダム下から行こうと思っていたのだが、これまた家族でわいのわいの喋りながら進んでいたらダム広場への入口を華麗に通過(爆)してしまい、と、とりあえず天端からいくかなーあははー/(^o^)\という毎度ながらな展開で無料駐車場に到着。
よくある山に続く道路の風景…ではなく、三保ダム天端。こっから見るとロックフィルダムと言われて納得できるんだけど、この後混乱することになるのだった。
天端に車が入れるような情報もあったんだが、訪問日はゲートが閉まっていたので、駐車場に車を置いて散策したよ。
ダム湖は丹沢湖。ダム湖百選(公式ページ)に選ばれている。
無料駐車場の横に神奈川県企業庁の管理事務所があるが、訪れた日は閉庁日だったので、ダムカードについての案内が置いてあった。
天端から丹沢湖を望む。正面の山に伸びる鉄管というか縦のラインは、東京電力落合発電所の水圧鉄管で、山の上に大又沢ダムという発電用ダムがあるらしい。付近まで車は入れないので、麓から1時間程林道をハイキングすると見ることができるらしいが、この日は家族同伴だったので思いを馳せるだけになった/(^o^)\
ダムに行くと、天端を端から端まで渡るのはお約束なわけでして、今日は左岸側からスタートしたので右岸に向けてテクテク歩いていたら…
え?でかいゲートがあるっぽい?
で、ダム湖側を眺めたら
ロックフィルダムでよくみかける自由越流式の洪水吐が見える。うん、過去に訪問したロックフィルのダムにもあったよねーこういうのあったよねー、納得ー。
でも横をみると、おりょー?ラジアルゲート4門、ローラーゲート1門…
あれ、重力式コンクリートダムだったっけか?と言ってしまいそうな(……いや正直に言います、口走りました/(^o^)\)立派なゲートが並んでた。矢木沢ダムのような複合式なダムなのかなとも思ったが、あくまでも立派な洪水吐なだけで、構造はロックフィルダムなのだそう。( ゚д゚)ポカーン
その立派な洪水吐ゲート横から下流を眺める。
直下に茶畑がある\(^o^)/これは初めてみた風景かも〜w
ダム直下で育ったお茶、飲んでみたいな…(ゴクリ
さて、ダムカードをもらうには管理事務所が閉庁日だったので、丹沢湖記念館(公式ページ)へ行かなくては。ということで、駐車場まで戻った後、車乗って行く程の距離じゃないよね〜とその足で丹沢湖記念館までてくてく。
三保の家という古民家が移築されていて、昔使われていた生活道具や調度品といったものが展示されていました。入口の丸ポストもいい味出してるわ〜♡
息子は初めてみる道具などもあり興味津々に見学していました。
三保の家の横に丹沢湖記念館があった。
早速事務室の職員さんに「ダムカードください!」してきたよ♪
丹沢湖記念館では、縄文遺跡の出土品や、三保ダム建設により水没した落合発電所の銘板等が展示されていた。
さて、ダム下にいってみようかな。三保ダムはダム下まで天端から歩いて降りて行けるんだねー。
しかし車があるからダム広場まで車を移動しないと…(あ、今日は旦那がいるじゃないか)…よし、車は旦那に下まで持ってってもらって、私は下まで歩いて降りていこーっと♪
下流側は草で覆われているので、アースダムっぽくも見える。この写真のように奥のゲートが見えないとアースダムですって言っても通ってしまいそうなw
途中に監査廊の入口?があった。ひんやりした空気が流れてきていたよ。(なんかこの周辺、野生動物の皆さんのトイレになっているようで、大変異臭がしてたのが気になったけども(汗)
更に進んでから振り返る。山の上に見えるのは管理事務所。
下を眺めると東京発電の田ノ入発電所が見えたよ。三保ダムから取水して水力発電を行なっているようだ。
さらにぐんぐん歩いていったら、ダム広場に到着。更に奥に進むと洪水吐の直下までこれました。こっから見たら重力式コンクリートダムって言っても納得されそうや〜\(^o^)/とか改めて思いながら眺めてた。
下に流木が積み上がっていた。写真では小さく見えますが、結構な量。さらに下流にもこれの数倍積んであったり。他のダムでみかける「流木の配布」をこちらでもやってるのかなーと思ったが、現在は配布を見合わせているようだ。
洪水吐の下流に橋がかかっているので渡ってみた。
茶畑と三保ダム。いいねぇ。橋の上から洪水吐を真正面から眺められるので、ここから放流しているところ、見てみたいなぁと思いながらぼーっと眺めてました。
さてさてこの下流のダム広場、公園として綺麗に整備されていて、広い芝生の広場では、親子連れが走り回ってました。良い風景w(いっぽうその頃、先に車を移動していた旦那は芝生で子どもとキャッキャウフフしてたわけではなく、車の中で昼寝タイムw)
広場の中には、落合発電所で使っていたとおもわれる歯車や水車といった部品等も展示してあったよ。
さっき遠目で眺めた東京発電田ノ入発電所の案内看板。フェンス越しですが発電所からのゴゴゴゴという音は聞こえてきましたw
田ノ入発電所で発電に使われた水は、この円筒分水みたいなところに出てきて、ここから更に下流にある東京電力嵐発電所へ送水されていくそうだ。
また、広場の中には、丹沢湖周辺の1/50模型が作られていて、三保ダムも再現されてたよ。私が行った時は、この周辺は草が生い茂っていて混沌としていたが、整備されてる時に見るとなかなかよくできてるらしいよ。
■DAM-DATA
ダム番号 | 702 |
型式 | 中央土質遮水壁型ロックフィルダム |
ゲート | ラジアルゲート×4門 ローラーゲート×1門 自由越流式×1門 |
ダム湖名 | 丹沢湖 |
所在地 | 神奈川県足柄上郡山北町 |
河川名 | 酒匂川水系河内川 |
堤高・堤頂長 | 95m・587.7m |
総貯水容量 | 64900千㎥ |
管理者 | 神奈川県 |
管理所 | 神奈川県企業庁(三保ダム) |
本体着工/完成年 | 1969年/1978年 |
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