青野(あおの)ダム
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Ver.1
呑吐ダムに続いて向かったのは、三田市。ここに興味深いダムがあったので寄ってみたかったのだ。
という訳でやってまいりました青野ダム。レジャースポットとして周辺の整備が行われていて、訪問した際も、沢山の人とすれ違った。
ダム湖名は千丈寺湖。水質浄化の為にこちらでも曝気が行われているようだ。
ダムサイトは公園として整備されていた。真ん中にモニュメントが置かれた円形の広場、植栽があって洋式庭園のような感じ。
ダムの概要についての説明看板もドーンとでっかいのが設置されていたよ。
青野ダム周辺は石碑が多いなぁという印象。
更に歩いて行くと管理事務所、ダム堤体があるので向かうよ~。
青野ダムが出来た時にタイムカプセルを作ったみたい。収蔵物についての説明が書かれたプレートの上には覗き窓。
定礎石でモニュメント的なものが作られてたw 管理事務所の隅に置かれてたり、堤体脇に置かれてたり、こんなふうに埋め込まれてたり、ダムによって全然扱いが違うので興味深いw
で、やっとこ堤体脇まで来たよ。
天端はわりかし細目。車の通行可。見学の際には注意してね。
ローラーゲートが並んでいる。
一番端にあった小さいゲートはかなり錆びていた。
新豊根ダムで見て気になったカギのようなのがここにもあった。巻き上げたゲートをロックするためのものかな~?
ゲートはどでかい板w 間近で見ると、水色の壁ww
下流側を望む。残念ながら放流は行われていなかった。減勢工の巨大なブロックが気になる。
左岸側から堤体を望む。
左岸側、ダム湖側から堤体を望む。水位を見る限りは水の量は特に問題無さそう?
あっ。ここにも石碑があるw
管理事務所前に車が停まっていて、入口付近でゴソゴソしている人がいたので「あれ、職員さん居るんだ~♪」と思い近づいてみたが、施設の工事に来ている大工さん?だったw
青野ダムには見てみたいものがあって来ていた。それがコレ。
多自然型魚道なるものが整備されているのだ。水質改善事業として整備された魚道は、常時開放されている訳ではない。夏休み期間中は見学が可能だということで、見に来たワケである。
看板の脇におじさんが二人、椅子に座って雑談してらした。地元のおじさんが休憩でもしてるのかね~なんて思いながら近づいたら、突然立ち上がって「魚道!魚道ご覧になります?水族館もありますよってに!」と声をかけてくださったw 勿論ココが目的なので「ぜひ♪」と応えたら「絶対に遊歩道から外れて歩かんといてくださいね、アレ出たみたいやから。」……と、「マムシ注意」の看板を指さしながら言われてビクッwwとなったものの「はぁい、気をつけます~、ではお邪魔しま~~っす」と散策開始。
魚道エリアに入ってすぐの所に、魚道用ゲートがある。青野ダムの魚道ゲートは閘門式。魚が遡上していくには貯水池側と魚道側とでは高さが足りないので、閘門エリアに水を貯めて水面の高さを揃えて、魚が移動しやすいようにしているのだそうだ。
少し歩くと見えてきましたよ魚道。今まで幾つか魚道を見てきているけど、こんなに自然な感じの魚道を見たのは初めてかもしれない。
くねくね曲がりながらゆっくり登っていけるね~。途中には建物があるみたい。あそこから魚を観察できるのかな?
更に歩いて行ったら、青野ダムの堤体が視界にどーんと現れた。小さめの堤体とは言え、近くでみるとドーン、である。……が、生け垣が邪魔して下までスッキリ見えないのね(´・ω・`)モッタイナイ。
で、振り返ったら、さっきの建物の入口があったw 「自然の水族館」と書かれた看板がある。水族館てこれか~w
中にはベンチと魚道についての説明の掲示物があった。
勿論、魚道を側面から観ることが出来るようになっていた。訪問時は魚の遡上シーズンではないので、まぁほとんど魚影なんぞ見えたりはしないのだが、ひょっとしたら何かいるかも…?としばらく目を凝らしていたら
おった!w
エビさんww
入口のおじさんによると、大きな鯉とか亀とかが潜んでいるので、タイミングが良ければ彼らがウロウロしているのが見えたりするらしい。
青野ダムはダムカードを配布しているダムで、平日は管理事務所、休日は湖畔にある青野記念館で貰えるのでゲットしてね。
(青野記念館で貰おうとしたら職員さんが席を外していて、居ないのか~残念。と移動しようとしたら職員さんが戻って来られて何とか入手。危うくもらい損ねるところだった(^w^;)
■DAM-DATA
ダム番号 | 1510 |
型式 | 越流型直線重力式コンクリートダム |
非常用洪水吐 | ローラーゲート×2門 |
常用洪水吐 | ローラーゲート×2門・転倒ゲート×1門 |
低水管理設備 | ジェットフローゲート×1門 |
ダム湖名 | 千丈寺湖 (せんじょうじこ) |
所在地 | 兵庫県三田市加茂 |
河川名 | 武庫川水系青野川 |
堤高・堤頂長 | 29m・286m |
総貯水容量 | 15100千㎥ |
管理者 | 兵庫県 |
Web | 青野ダム(兵庫県ホームページ) |
本体着工/完成年 | 1968年/1987年 |
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