大堰(おおぜき)
E
A
Ver.1
高滝ダムの近くに、非常に興味深い場所がある。大関堰(※)。ダム便覧によると、堤高が8.6mの為、ダムの定義(堤高15m以上)からは外れるのだが、珍しい洪水吐を持っているということで行ってみた。
圏央道の高架下では開通した今も整備事業が続いているようで、工事事務所があった。訪問したのは大晦日で、工事関係者の姿は無し。工事事務所の脇に車を停めさせて頂いて、ぬかるんだ道を進んでいく。
轍があるので車で行けるんじゃない?と思ったが甘かった。この轍、物凄く深いw深い上に水が溜まっている。うちの車で突っ込んだら脱出不能になる可能性が高い/(^o^)\ まぁ距離にして300mぐらいであろうか、大した距離でもないので歩いて行ったらいいと思う。
少し歩いたら直下に到着。ちいさなアースダム。ちいさなコンテナボックスが置いてある。簡易事務所?倉庫?w 中央部に階段があって、天端まで登れそうだ。
左岸側から導水路が伸びている。逆光で殆ど何がなんだか分からない写真になってるorz
堤体とは違う方向から、導水路へ水が流れていた。
さらに下流側に小さな水門も確認。開いてたけど。
さて、天端へ行ってみよう。さっきの階段登って行けばいいね。と近づいたら、階段の登り口が沼化していた/(^o^)\。娘と二人でどう超えるかしばらく考えたが、まぁいっかーヽ(=´▽`=)ノ♪と娘を抱きかかえつつ、半分沼に足突っ込みながら階段へww (そんな状態だったので写真撮ってる気の余裕がなかったww)
階段を登り切って、ダム湖を眺める。
よくある小さな池……の中にありましたよ、ダム穴。そう、大関堰の洪水吐はグローリーホールとか朝顔形洪水吐と呼ばれる竪穴タイプなのだ。水位があると、水面にぽっかり穴が開いたように見えるのが特徴。
もうちょっと近づいてみたりなど。周囲を映し込む水面に現れる四角い穴w 水位はあったが、越流するまでの状況ではなかったが、越流してたらまた見え方が違うんだろうな、と思いながらしばらく眺めていた。
左岸側には小さな祠があった。以前は静かな場所だったのだろうが、圏央道が開通した今は、静かではあるが、時折車の通る「ゴオオオ」という音が加わるようになっていて。ちょっと騒々しくなってごめんなさいね、なんて思いながらパシャリ。
また近くに来る機会があれば洪水吐きの様子をチェックしたいなぁと思った。
※ 後の訪問で「大堰」が正しい名称であることが分かったが、この記事の訪問時は認識していなかった為「大関堰」としている。
■DAM-DATA
ダム番号 | - |
型式 | 堰 |
洪水吐 | 自由越流式 |
ダム湖名 | - |
所在地 | 千葉県市原市 |
河川名 | 養老川水系大作川 |
堤高・堤頂長 | 8.6m・60m |
総貯水容量 | 2300千㎥ |
管理者 | 山口駒込土地改良区 |
Web | - |
本体着工/完成年 | -/1944年 |
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