[もりみず2013]新豊根ダムを見学してきたよ!

Nao Machida // 2013/07/28


新豊根(しんとよね)ダム
A
FP
Ver.2

森と湖に親しむ旬間の行事として、愛知県の新豊根ダムで見学会が行われるとの情報を得たので前日の小渋ダムの見学と合わせて行くことにした。
※今回は見学箇所がいくつもあったため、大変長い記事となっているので先にお詫びしておきます。ごゆっくりどうぞm(_ _)m


イベント情報を見ると、見学希望者は事前に申し込みをするよう案内されていたので、私と子ども達2名で参加しようと電話で問い合わせた。
スケジュールの調整に時間がかかったので、申し込みの電話をしたのがかなり遅かった為、「申し込みの枠はあるにはあるんですが、、、空きは2名分なんですよね」と言われてしまった。仕方がない、2歳のムスメを置いて見学に行くわけには行かないので、小学生の息子には悪いが現地で留守番してもらおう、、、とか思いながら現地に行ったところ、「参加人数の枠はエレベーターの乗車定員に合わせての設定なのですよ〜子どもは0.5人換算しますので、子ども2人で参加しても大丈夫ですよー(∩´∀`)∩」と言われ、無事3人で見学させて頂けることになったw ありがとうございましたm(_ _)m

話は前後するが、新豊根ダムに向かう途中に通る新豊根発電所への取水ゲート。前回行った時と同じぐらいの位置関係で左右高さが違ってた。

堤体近くの駐車スペースに車を停めてダム湖を眺めると、スイーっとボートがあらわれた。あれが巡視船かな?……と思ったら

もうちょっと大きいのがキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ww どうやら先行して巡視船の様子を写真に納めている模様w

で、これが新豊根ダムの巡視船。いくつかのダムで巡視船をみたことがあるが、屋根が付いている船は初めて見る気がする。居合わせたダム愛好家の方も「屋根がついてて珍しい…」と仰られてた。
巡視船の体験もプログラムとして実施されていたのだが、ムスメの体重が15キロに達していなかったので参加条件を満たすことが出来ず、今回は見送った。大きくなったら参加しようねー。

3ヶ月ぶりの新豊根ダム。堤体を望むと…前回より水位、低い。ゲートの下が見えてるww ただ、このダムは元々発電目的で作られているダムなので、水位の変化は一日で10メートル位変わったりするのでなんとも言えない。

天端脇までやってきた。「ふれあいさわやか森と湖」の横断幕が掲げられている^^

展望台からダム堤体を望む。今日も新豊根ダムさんはニッコリ微笑んで私達を迎えてくれた(きがする)。息子は前回同様「ダムびこ」を楽しむべく絶叫していた(恥)。

私が申し込んだ堤体見学は14時からの回。しかし12時半からコンジットゲートの抜水実演を行うというプログラムがあったので、それを見るために早めに乗り込んでいたが、時間に余裕があったので天端を散策。

前回訪問した時には、右岸側は崩落箇所があったりした為立入禁止となっていたが、今日はバリケードが無いようだぞ?(わくわく)

おっ。さっき巡視してた船が戻ってる。参加者の方々が船に向かって降りて行ってるね。いいなぁ〜(^q^)♪

実はこの日、外は大変騒々しかった。電源開発さんが鉄塔の工事資材を運ぶためにヘリコプターを使っていたのだ。基地の上でホバリングしながら資材をつないで、山の向こう側まで運んで行く……というのを何度も繰り返していたよ。

前は入れなかった右岸側から堤体を望む。こっちから見てもニッコリ笑ってる新豊根さんw

おっ。堤体見学の人たちがキャットウォークを歩いてる!屋根があるんだなあ〜上を見上げるの、ちょっと厳しいかなぁ。

とかなんとか言ってる内に、抜水実演の時間が近づいてきたので展望台へ向かうことに。前日の小渋ダムで再会したダム愛好家なご夫妻とも合流。既に堤体見学を終えて居たので、感想など聞きながら抜水実演の開始を待つ。

抜水実演が始まるのを待つ見学者の皆様。この横の階段部分や、右岸側から放流を眺めようとスタンバってる方等確認した。展望台には職員の方も来てくださって、放流開始のタイミングを教えてくださった。

ところであまり聞きなれない「抜水」。今回のゲート操作実演は、ダム湖の水を使う放流とはちょっと異なるものであった。放流ゲートは、点検等の為に副ゲートが用意されており、ゲート点検の際には副ゲートを閉じることでダム湖の水を遮断しゲートの点検を行う事ができるようになっている。
今回は、副ゲートを閉じ、主ゲートの間に溜まっている水を出す「抜水」を行ったのだ。溜まっている水を出すだけなので、ごく少量ではありますが…とは言われたが、ゲートから水が出てくることには変わりないのでスタンバイスタンバイ。

そろそろ始まりますよーの声がかかった後、ゲートから水が出始めた。

じょばばばば……と全体から漏れ出るような感じで

ありゃー終始こんな感じなんかいな〜?とか思った次の瞬間、

勢いの良い水がww

だばあぁぁぁぁww。

どうやら、最初の勢いのない水は、ゲートの圧着を解除していた時に漏れていた水だったようだ。勢い良く出だしたところからがゲート開けた状態だったみたい。1〜2分位かな、あっという間に水は出きってしまって抜水完了\(^o^)/
短い時間ではあったけど、ゲートからの放水を見ることが出来て良かったよ♪

抜水実演のあたりから一部の職員の方とお話する機会が幾度と無く発生し、気がついたら職員の方とずっと話してたんじゃないか?って位いろんな話をしたw
毎度おなじみとなってきている放流注意Tシャツの入手方法を尋ねられたり、「俺、WithDam☆Nightに行ったんだぜ?」という職員さんと話したり、ダム見学でどんなとこ見たいのか希望聞かれたり、喋ってる内にダム愛好家さんの名前がいくつか出てきて「やっぱりご存知ですよねーw」とか盛り上がったり。
同僚さんに「秋葉ダムは平日しかダムカード貰えないよー」と言われて素直に平日にダム巡り計画して、まずは佐久間ダムに行ったら「土日でもお配りしてますよー?」と言われながら佐久間ダムと秋葉ダムのダムカード貰えてしまい、話が違うじゃないかー!ってなった話とかw ほんと時間があったらいくらでも話して居たかったなぁ〜(^q^)♪

…とくつろいでいたら自分たちの見学の時間がやってきた。受付エリアで大雑把な見学の流れを説明してもらった後、管理事務所の3階にある操作室へ案内してもらった。

さすが操作室からの眺め。ゲートが見えなきゃ話にならんわな。堤体がよく見える〜♡

振り返るとサーバールームみたいなエリアがあった。

管轄の観測局との通信機器や、ライブカメラの映像配信設備などが設置されていたよ。

一つ前のグループがかなり時間をかけて見学されていたので、しばらくここで新豊根ダムについて職員さんから色々と話してもらった。
ホワイトボードに貼られていた訓練のハイドログラフを見ながら「ここの放流操作は非常に難しい一定率一定量放流方式を採用しているんですよねぇ」とのこと。ダムへの流入量に対して、一定の割合で流量を決める方式、らしい。流入量を見て逐一放流量を調節していかないといけないので大変なのだそうだ。

いよいよ私たちのグループが操作室へ入ることに。おじゃましま〜〜す。

奥にどーんと大きなディスプレイが鎮座する操作室。説明は、管理事務所の所長さんが直々に行なってくださった。

管轄の観測局等から、放流を行うお知らせを行う操作盤。ここから放送を行う。

放流の準備が整ったら、手順に従いゲートを操作する。操作パネルに表示される数値を見ながら、ゲートを開閉していくのだそうだ。

洪水時、新豊根ダムからの放流が許される量は計画高1800m3/sに対し、700m3/sと定められている。しかしコンジットゲートの放水能力は492m3/sとなっており、定められた量を放流することが出来ない。その為、状況に応じてクレストゲートも使って洪水調節を行うことがあるそうだ。
ただし、新豊根ダムは電源開発さんの発電ダムであり、洪水調節で下流に水を流してしまうのは水力エネルギーを活用したい電源開発さん的にはあまり好ましくない状況だったりする。実際のところは、下池である佐久間ダムの状況を見つつ、発電放流をすることで水位を下げたりして流入量が調節されていたりすることもあるようだ。
驚いたのは、取水に関して、電源開発さんと国交省との間では基本的には連絡は取られていないということ。てっきりこまめに情報交換されてるものとばかり思っていたのでとても印象に残った。

もう一点知ったことといえば、新豊根ダムの洪水調節は天竜川に対してではなくて、大入川、具体的には浦川地区に対して行なっているものであるということ。そうだった。このダムは元々発電専用ダムとして作られていて、浦川地区の水害の対策の為に後から洪水調節も目的として追加されたんだっけ。元々発電用な設計だったから、洪水調節を行うとなると手のかかる状態になるんだなぁ。

最後に見せて頂いたのが「雲レーダー」。降水レーダーではなくて、雲の様子を知らせるものなのだそうだ。見せて頂いた時も、いくつかの場所で雲が出ているようであった。降水量を見るだけでなくて、降る降らないに関わらず雲が出ているかどうかで今後の天気の推移を推定していくのね〜。

沢山の映像機器があるためか、リモコンも沢山おいてあったな〜ww(ナニ見てんだ私w)とかちらちら色々眺めつつ、操作室の見学は終了。

続きましてはクレストゲートの巻き上げ室の見学。

あっついね〜〜(;´д`)ー3 とか言いながら天端をテクテク。あのゲートピアに登っちゃいます!(∩´∀`)∩♪

こんな角度とか

天端と副ダムとか

なかなか普段は見られない角度の眺めにウハウハw

一足先に巻き上げ室に入ってた息子は何やら覗きこんで「うひゃぁ。。。」とか言っている。なになに??

巻き上げ機の隙間から下が見えたーw って、カメラでは下は色飛んでるーww 巻き上げ機の隙間から見える副ダムのアーチ、良かったです!(写真もなしに/(^o^)\

大きなゲートを巻き上げるわけなので、巻き上げ機もでかいー!大人の男性よりでかいー!!

コンジットゲートの副ゲートの巻き上げ機。副ゲートは普段から吐口の少し上あたりで水没している状態で保持されているのだそうだ。

巻き上げ室を堪能した後は、いよいよキャットウォーク。

展望台の下にあるエレベーターに乗っちゃいます!(∩´∀`)∩♪

エレベーターの到着を待つ皆様。新豊根ダムのエレベーターは建設当時から設置されていたわけではない。後から設置されたものなのだ。堤体に沿うように斜めに移動していく。……そう、川俣ダムと同じタイプの斜めエレベーターなのだ。

エレベーターの隙間からみた図。斜めに伸びている…んだ、斜めに。川俣ダムのエレベーターは窓があったので斜めってる感が視覚的にもあったのだが、新豊根ダムのエレベーターは窓がないので、思ったほど斜め移動な感覚は無かった気がするw

見下ろしてばかりの新豊根ダムさんをついに見上げる瞬間がやってきた!やったー!(∩´∀`)∩

さて、先程も言ったがエレベーターは近年設置されたものである。ということはエレベーターが設置されるまでは堤体監視はどのように行なっていたかというと……?

こーんな急な角度の階段……じゃなくて!梯子を登ったり〜〜!

降りたり〜〜!……ええと、新豊根ダムは堤高いくつでしたっけ?…116.5m?!100mの高さを梯子で登り降りとか……想像しただけで足が筋肉痛になりそうなんだけど、毎日のようにやっていたと思うと、ホント、ただただ、凄いなぁしか言葉が出てこない……。

そんなエレベーターも一番下まで繋がってるわけじゃないんですよね。堤体の一番下まで行こうと思ったら、やっぱさっきの急な梯子使って降りていくしかないそうで/(^o^)\

そうそう、キャットウォークは川治ダムのような透け透けグレーチングではなくて、下の見えない鉄板タイプなキャットウォークだった。下が見えない方が安心かとおもいきや、全く見えないのも、それはそれでちょっと不安になるんだなぁというのを感じたよ。

でも実は、透け透けなところが全然無かったというわけではなくて〜

エレベーターからキャットウォークまでの連絡路がこう、崖のところに渡り廊下としてついてるので歩いて行くんだけど

崖ー!!これちょっと崖ーーー!!っていうか足乗せたらたわんだんだけど〜〜!!ギャー!!たわんだの私の体重のせい?!ごめんなさいごめんなさいダイエットします〜〜!!って言いたくなる程度にドキドキしたスポットだったww

以上で堤体見学は終了となった。見学の最終グループだったので、戻ってくると所長さんを始め参加されていた職員の方々が続々集まって来られていた。アンケートを記入したり雑談したりしていたらあっという間に時間が過ぎてしまった。
最後まで付き合ってくださった所長さん、職員の皆様、本当にありがとうございました!新豊根ダム、また行きたいとおもいます!(∩´∀`)∩♪


■DAM-DATA:初回訪問時のデータをご参照ください。

場所: 新豊根ダム

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