相模ダムの見学会に飛び入り参加してきたよ!

Nao Machida // 2013/07/15


相模(さがみ)ダム
G
WIP
Ver.2

ダムマニア展の最終日、現地で「第二十回相模湖ダム祭」なるイベントの看板が出ていた。へー、ダムマニア展と時期同じくしてイベントやってたんだーって思いつつ、受付とかあったので「あーこりゃ事前申し込みするタイプのイベントだな、申し込みしてないから関係ないや~」と早々に諦めていたのだが、お昼ごはん食べた後ウロウロしていたら「当日でも参加できますよ!相模ダムの見学できますよ?!」と声かけていただいた。
えっ?!
工事中の看板で阻止されて全然見えない相模ダムの見学ができるんですかっ?!(ガタッ
……ってなわけで遅ればせながらエントリーさせてもらって資料やらおみやげやらもらいつつ公演会場へ。既に荻原さんのダムについての講演がスタートしており、子ども達とともに端っこで聞かせていただきつつイベントのスケジュール確認。(したら、後に予定していたイベントとバッティングしているという悲しい現実に直面)


ガイドのおじさんに連れられて最初に来たのは相模湖漕艇場。ここで相模湖に生息するいきものについて学ぶ。相模湖水質センター(公式ホームページ)の職員さんがスライドと資料を用意して私達を迎えてくれた。


天井には木製のボートが展示されていた。これってもしかして東京オリンピックの時に使われた船なのかなぁ?(確認するの忘れてたw)

子ども達は職員さんの説明の前にタッチプールを見つけてしまい完全にお魚モード/(^o^)\アカ--ン

続いて相模湖を見学すべく遊覧船「ニュースワン丸」に乗り込む。
花がらが可愛い。ボート会社の社長さんが直々にガイド。彼曰く「この船をスワンとして見た時、首が短く見えてバランスが悪いように見えるが、高さ制限の関係なので大目に見てやってほしい」とのことw
社長さん直々に案内とは力の入れようが凄いわねぇと思ったのだが、聞くとこの会社、相模湖に沈んだ村の住民が立ち上げた会社なのだそうだ。
「ココらへんが、私たちの先祖の住んでいた場所になるんですよ!」と、ある地点で説明頂いた。
相模ダムを作ることが決まったのは昭和13年。実際に着手しだしたのは昭和16年。建設に伴い、水没する家屋は200戸近くにものぼり、当然のことながら反対運動が起きた……が、時は戦争に突き進む時代で、軍の介入により半ば強引に立ち退かされたという歴史を持つ。
この一年ちょい、色んなダムを見学してきたけども、ダムに沈んだ町の生の声を聞くという機会は無かったように思う。

立ち退いた住民の数についての説明の時に、厳密な数字は失念してしまったのだが、「○○○世帯+数世帯」という言い方を何度か繰り返していたのが気になった。どうやら、ダム建設が行われるという情報を聞きつけて、移転補償金を狙って移住してきた者が数世帯いたようだ。そこをしっかり区別して語っている。実際に住んでないとひとまとめにしてしまいそうな数字だが、ここに居た者としての結束は固いものがあるんだろうな、と何となくだが感じた瞬間だった。

水面に現れた白い物体。ボコボコッ。あ~これはもしかして曝気装置ですかいな?
とか思ってたら曝気についての説明が始まった。
ダム湖の湖水の富栄養化や水温の上昇等により、藻が大量発生して水面を覆い尽くしてしまう現象。これが発生してしまうと、水中の酸素が足りなくなってしまったり、水面を藻が覆うことで光が入らなくなることで水中の水草が光合成を行えなくなってしまう。
曝気は、ダム湖の深い部分からポンプで送り込んだ空気を勢い良く出すことで湖水を循環させ、表層のアオコを光の届かない深層部へ送り込むことで不活化させる狙いがあるそうだ。

相模湖でもアオコの問題が深刻だそうで、全部で8箇所、曝気装置(エアレーション装置)を設置して、アオコ対策を行なっているそうだ。

途中みかけたしめ縄。何か意味がありそうな……(゚A゚;)ゴクリ

遊覧船は更にダム湖を進んでいき……相模ダムの方へ舵を切った(わくわく!)
程なく小島が目に入ってきた。この島には背の高い建物がある。これは何なんだろうと思ったら「東京オリンピックの際、相模湖はカヌー競技の会場として活用され、その際に審判台として使われた建物が保存されている」とのこと。

そんな説明を聞いていたらあっという間にダム堤体の近くに来ましたよ!
……といっても、橋よりもずっと手前だったので大接近するということもなく……いやまぁ分かってはいるんですが近づきたかったなーと/(^o^)\テヘ

船での見学の後は、スタート地点である相模湖交流センターを経由して相模ダムへ。ダム湖側からしか見たことがなかったので、下流側から堤体を愛でる事ができるなんてっ♡ とウキウキしながら移動。思わず足取りも軽くなるw

そう、訪問した時は天端はこんなふうに物々しく看板が並ぶ状態で。。゚(゚´Д`゚)゚。

隣接する相模発電所の変電設備がどーんとお迎えしてくれる中、敷地内に足を踏み入れる。

うひょおおおお相模ダムさんこんにちはー!!!ヽ(=´▽`=)ノ
見学者の皆さんもこの眺めを楽しみにしていた方が結構いたようで、みなさん一斉にカメラ構えてパシャパシャw 職員さんが説明始めるのを躊躇する程度にパシャパシャww


なんだか日差しも(頑張らなくていいのにw)復活し始めた中、職員さんからダムについての説明をしていただく。
(うちのヘタレ兄妹は階段の昇降があると気づいて「ここで休憩するー」とか言い出し、待機となった(´・ω・`)モッタイナイ)

説明の後、ヘルメットが配られ、ダム下の発電所へ向けて出発!
長い階段をどんどん降りて行くと……

ダム下キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!www
……んだけど、実際はインクラインの坂道がどーんと目に飛び込んできてた。インクラインも今まで色んなダムで色んなタイプのを見てきてるけど、トロッコ置いてあったりしたせいか、あまりにもズバーっと目の前に現れたせいか、ものすごく印象に残ってたりするw

他の見学者さんもやっぱり気になったようで、トロッコの近くまで行ってトロッコを前から後ろから横からジロジロみたり、坂の真下からインクラインをローアングルで攻めてみたりしてたようだw

そして高い塀越しに堤体を望む。大人でも頑張って背伸びしないと見えない程度に高い塀だったので、子どもは親のアシストが無かったら堤体見えてないんじゃないだろうかw

振り返ると相模発電所。ダムの天端に入れないのでほとんど見えて無かったので改めて建屋の存在に「デカー!w」とか言ってみたり。壁の装飾がこれまた印象に残る建物であった。
装飾の真下に設置されたテント内で相模発電所についての説明を受けた。
水力発電についてクリーンな発電であるという部分だけでなく、火力や原子力発電に比べて迅速に発電がスタートできる事についても力強くアピールされていた印象。

職員の方に先導いただきつつ発電所内部へと足を進める。

でっかい発電機が2基。

職員さん「実際に中も見てくださいね~♪」
私「えっ?!回ってるとこ見せていただけるんですか?!」
職員さん「はい~♪ぐるんぐるん回ってるの見てくださいね♪」
私「うひょぉぉぉぉ(^q^)」←痛
職員さん「……(^-^;)」←引き気味
発電機へ向かう途中、壁にかかっていた銘板。運用開始からずっと稼働していた発電機は平成に入って入れ替えを行なっている。
入れ替えた際に、旧発電機につけられていた銘板を残したのがコレだそうだ。

道具類は壁に綺麗に並べられている。

私「うわ~大きさも色々……ていうか見慣れた道具もあるけど、大きいのがあるな~♪(カシャリ)」
職員さん「……こんなのも気になるの?( ゚д゚)ポカーン」

「ではこちらの発電機の中をご覧いただきます~、立ち止まらずに順番に見て行く感じでご協力お願いしますね~!」の声の後、順番に階段を降りて中を見学♪


うおぉぉグルングルン回ってるぅぅ!!……って、え?わかんない?
この銀色の部分がグルングルン回ってたんだ~w

発電機の水車ぐるぐるを確認した後は、操作室へ案内された。たくさんのボタンとメーターが並ぶ様子に皆さん興味津々だった。
「ここは涼しくなってますが、これには理由がありまして、ここの機械はものすごく発熱するので、しっかり冷やしてやらないといけないんですね~。僕ら職員が涼む為のものじゃないのでご理解ください~w」と職員の方がおっしゃられて笑いを誘う場面もあったw。

発電機の上に乗って、改めてキョロキョロ。見学者のみなさんもあちこちキョロキョロ。

最後に水力発電の仕組みについて職員の方から再度図面を見せながらの説明を受けて、見学終了となった。

現地に行くまでイベントの開催自体把握していなかった為、ほとんど予習してない状態でフラッと参加したのだが、実に内容の濃い見学会だったと思う。
地元の組紐を活用したストラップやタオルをお土産に頂いて、子ども達は喜んでいたよ^^

■DAM-DATA:初回訪問時のデータをご参照ください。
場所: 相模ダム

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