水資源機構さんが「土木フアンの集い」と称した施設見学会を開催するということで参加してきた。会場となった「総合技術センター試験場」は、ダムや水路等に関連する色んな設計や調査・試験等を行っている施設。一般には公開したことは無いとのことで、本邦初公開だー!とワクワクしながら現地へ向かった。
※お詫び:大変充実したイベントだったので、記事は長めになっているので、ゆっくりお楽しみくださいw
現地は荒川調節池の北側。ダム巡り出来ない時にフラフラと巡回している水門や取水堰が近くにあるエリア。車ではよく行くルートなのだが、公共交通機関を利用して我が家から現地まで行こうとすると、なかなかいいルートが見つからず、迷った末に西浦和駅から30分程歩いて行くことにした。
基本的に一本道だったので、迷うこと無く現地に到着。
入口にはお迎えの看板が置いてあったヽ(=´▽`=)ノ♪……だもんで嬉々として門をくぐったら表に出られていた職員さん達が一斉に「キタ━━━(゚∀゚)━━━!!」って反応にw ……どうやらアタシ、一番乗りしちゃったっぽい(*ノω・*)テヘ☆
まずは受付を~ということで名前を名乗って名札をいただく。重力式コンクリートダムとロックフィルダムの名前が冠された6つの班に班分けされていたようで、私は「矢木沢班」になったヽ(=´▽`=)ノ♪
名札をつけたら、説明を行う部屋にご案内しますね~~と連れていって頂いた。「普段から一般に向けて公開していない施設なもので……」と恐縮されていらしたが、こちらはもう廊下歩くだけでも「ウワーイ本邦初公開やでーヽ(=´▽`=)ノ」な状態だったので、何も恐縮いただく必要は無かったように個人的には思っている♪
続々と参加者の方々が現地入りしてきた。普段のダム活(ダムに関する活動…勝手な造語)で交流のあるダム愛好家さんが続々と入ってこられて、「やーお久しぶりーヽ(=´▽`=)ノ♪」みたいな状態だったw
開始時間を迎え、まずは水資源機構さんからのお話。注意事項等の確認の後、センター長さんのご挨拶、水資源機構についての実にスマートな案内など、真面目なんだけど、茶目っ気たっぷりなトークに、終始和やかなムードで進んでいったように思う。どの職員さんも「このイベントを楽しんで貰おう!」っていう気持ちを感じる対応で、参加した立場としては本当に嬉しかった。
そしていよいよ施設見学に。グループはコンクリートダム3班とロックフィルダム3班で2つに別れ、4つの施設を見学していくことに。
途中、過去に使っていた機材として展示されていた8インチフロッピーとか磁気テープとかタイガー計算機とかに無駄に興奮するなどww 歴史の長い施設だと、最新鋭の機器も興味あるけど、こういう貴重な逸品も大事に残っているので遭遇できると嬉しいのである。
■見学1:水理実験棟
まず最初に案内されたのは水理実験施設。川を挟んだ向こう側に設備があるということで、専用の橋を渡って移動する。
水資源さん専用の橋!わーいこれも本邦初渡橋?!ヽ(=´▽`=)ノ
バシャバシャという水の音のする方向を眺めたら、何やら大きな施設があるよ?……というわけで最初に見せて頂いたのがこちらの水理実験施設。
武蔵水路に新設する川面水門について、1/15スケールの模型を作って水の流れ等を実験しているそうだ。説明のパネルも沢山用意してくださっていて感激。
思いっきりバシャバシャ水が流れて来ていて、身体が条件反射で「うわ~ぃヽ(=´▽`=)ノ♪」となったが、「ここじゃなくてもっと奥へどうぞ~」と言われて我に返るwww
水理実験で使う水は、奥の青いタンクから流れてくるのだそうだ。そのまま川に流してしまうのではなく、地下にある水槽にためた後、ポンプでまた青いタンクに組み上げて使うそうだ。
「では、水の流れをご覧頂きますね~」と職員の方が液体をピューッと水面に飛ばした。
おぉ、色がついた水が流れていく…!
水門の方にどのように水が流れていくのか、視覚的に分り易い~ヽ(=´▽`=)ノ♪
水門の開度が小さい時と、全開の時とで流れを比較。どちらも同じような感じで分かれて流れていくように見えたが……
ゲート全開の時は、流れに変化が起きて、試薬がしばらく留まっていた。
水位の変化等は計測器の先端についている針が水面にギリギリつくかなってところまで合わせて……その場で目盛りを読み取る、のではなく。
測量の機械で離れたところから読み取っていた。びっくり。(びっくりしたあまりに写真撮ってなかったわ…)
せき式流量計。水門から流れ出た水の流量をここで計測。ダムの監査廊でもちょくちょく見たことがあったV字カット♡
実験模型を流れた水はここから地下に流れて、最初に紹介されたタンクへ戻っていくそうだ。
うお~放流やで~ヽ(=´▽`=)ノ♪とか言って喜んでたのがこちらのオバハンになります(恥
去り際にもう一回写真ぱちり。見学開始時と比べると、水門が全開になったので、せき式流量計から流れ出る水の量が見た目でも多く見える。
続いて、今日の為に修繕してくださったという洪水吐の実験施設へ。
某所のダムの洪水吐部分の模型を作り、水の流れを調べたり設計に問題がないか確認していたそうだ。
洪水吐の部分だけでなく、下流部分の地形もきちんと再現している、大きなジオラマ。「堤体部分が無いのでピンと来ないかもですが~」と実験設備について説明いただく。
あるロックフィルダムの洪水吐の水理実験設備だったそうだ。長いすべり台。減勢工から下流への水の流れ等を見る。
さっき使ったのと同じく上流から試薬を流して水の流れを見るw
減勢工部分。水が減勢工でどのような動きをして流れていくのか側面からも見学。
施設の中に大きな土管がゴロゴロっと置いてあった。経年劣化の実験中…らしい。古くなって中の金属が顔を出しちゃったりしてるものもあった。
次の見学のため、管理橋をまた渡る。行きと同様、特別なところを歩いてる感に一人浮かれていたりw 「関係者以外の立ち入りを禁止する!!」の看板が何故か気になったw
0 comments:
コメントを投稿