野反(のぞり)ダム
R
P
Ver.1
家族が思いっきりドライブしたーい!と言うので、ならば思いっきり走ろうじゃないか、とやってきたのは群馬県。
渋川伊香保ICから川沿いをひたすら走って長野原町までやってきて。
もうそろそろ良いんじゃないの?と言いたげな家族を横目に「思いっきり、ド・ラ・イ・ブ!したいんだよねー♪」と更に北上。
でっかい石碑がお迎えしてくれました。野反自然保養林。ぐるっと見渡す限り山!山!山!そして眼下に見えるは…
湖…じゃなくてダム湖ー!ヽ(=´▽`=)ノ♪
こちらが野反ダムのダム湖になります。この見晴らしの良さは標高1500mに位置するから。随分と高いところまで来てしまいました…w
ダムの堤体は北端にあるので、実はまだダムに到着していないw
この辺りは観光(登山?)のスポットとしても人気の場所なのだそうで、ダム好きじゃなくても結構訪れている人が多いみたいでした。訪問日も駐車スペースに車がズラリ。
ダム湖の南端側から全景を眺めたので、さぁ張り切って堤体まで進むぞーって思ったら、家族揃って「お腹すいたぁ!」
ここには野反休憩舎という展望の良い休憩施設があります。
野反休憩舎さんではお蕎麦やカレー、地元の素材を使ったピザやジビエ製品にケーキにソフトクリームと多種多様なメニューを取り揃えてらっしゃって、大人もこどもも大満足なランチタイムとなりました。
お腹も一杯になってご機嫌よくなったところで、更に北へ4キロ移動しまして。
野反湖展望台案内所付近に広い駐車スペースがありますので車を置いて。くねくねっとした道を少し歩くと…
まず目に入ったのは洪水吐。自由越流式の洪水吐。広いダム湖に対して、こじんまりとした洪水吐。
野反ダムの特徴として言えるのが群馬に沢山ダムがある中で、野反ダムだけ水系が違うこと。他のみんな(多分w)は南へ、利根川へ、太平洋に向けて流れて行く中、野反ダムさんは信濃川水系の中津川へ。日本海に向かってお水流してます。
洪水吐周辺はフェンスで囲われていました。……けど、その先に釣り人が結構いらっしゃったなw。どうやら右岸側の湖畔から降りて行ける場所があるようだ。
ダムの説明看板もありましたよ~♪
野反ダムの堤体の特徴といったらコレです。上流面がコンクリート!。コンクリート表面遮水壁型ロックフィルダムと言いましてぇ、その名の通り、コンクリートで上流面の表面を遮水しているロックフィルダムになります。堤体の中に遮水壁があるんじゃなくて、表面で遮水するスタイルなのですね~。
この方式を採用しているダムは実に少なくて、小渕ダム(岐阜県)・皆瀬ダム(秋田県)・そして胆沢ダムに沈んだ石淵ダム(岩手県)と野反ダムの4基のみという貴重なダムでもあります。
そして下流側。見えるポイントが限られてますが、なんとか写真に収めて、、、ロックフィルダムにしては傾斜が結構急ですね。管理用通路で段がしっかり出来てるのも特徴かなぁ。これ、犬走りって言うんですって。アーチダムの管理用通路はキャットウォークって言いますよね。アーチには猫さん、ロックフィルには犬さんかぁ♪w
天端の真ん中らへんから下流側を望む。うん。上から見たロックフィルってどう表現すべきか正直分からない、というかこういう写真しか撮れない...w
という天端は細め。柵があるんですけど、結構歪んでたりする。これは雪の影響かな。
左岸側には計測設備がありまして。これ、積雪量を測定する設備だと思うんだけど、すんごい背が高いw
そして左岸側にも水利使用標識の看板と野反ダムの紹介看板がありました。
左岸側から下流面を望む……この通路歩いてみたい…(うずうずw
訪問した時期は紅葉が美しい時期で、それはそれで家族も満喫したのですが、休憩舎に飾られていた春の写真が空の青と山々の緑が映えるとても生き生きとしたものだったので、また時期を変えて見に行きたいなと思うダムでした。
■DAM-DATA
ダム番号 | 0603 |
型式 | コンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム |
非常用洪水吐 | 自由越流式 |
ダム湖名 | 野反湖(のぞりこ) |
所在地 | 群馬県吾妻郡中之条町 |
河川名 | 信濃川水系中津川 |
堤高・堤頂長 | 44m・152.5m |
総貯水容量 | 27050千㎥ |
管理者 | 東京電力(株) |
Web | - |
本体着工/完成年 | 1953年/1956年 |
駐車スペース | 野反湖展望台案内所付近に駐車スペースあり |
トイレ | 野反湖展望台案内所に隣接 |
おむつスペース | - |
0 comments:
コメントを投稿