2021/11/20

青方ダム



青方(あおかた)ダム
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Ver.1

長崎県・五島列島の中通島にある青方ダムに行ってきました。五島列島にはカトリック教会巡りにやってきたのですが、いくつかダムが存在するということで、教会の見学時間から外れる時間にダムを見て回ります。
フェリーで早朝に中通島の青方港に到着。そこから青方ダムまで10分もあれば着いてしまうという近さだったので、コンビニに寄って食料調達したりなどして空が明るくなるのを待ってからダムに向かいました。


特段迷うこともなく、ダムの上流側からダム湖を愛でつつ接近。夜明けのダム~w
右岸脇に車が置けるスペースがあったので、そちらに車置かせてもらって見学開始。


はじめまして、青方ダムさん!ゲートのないダムですね。中央に一段低い洪水吐。こちらが常用洪水吐になりますね。あと高い部分に6箇所水が越えられるようになっているのが非常用洪水吐になります。大きな出水の際は、ダムの堤体全面に水が乗り越えてくるスタイルです。


ダム天端の親柱に銘板がありました。

角落としの溝

中央部まで来たところで上流側から覗き込むと、試験湛水の際にはめてたと思われる角落としの溝が見えました♪(あれ、なんか小さなカバンが落ちてる??)


下流側を望む。ダムを越えてきた水を受け止める減勢工のプール。非常用洪水吐から越流してきた場合は、端の方に流れた水が階段状の段差を下りながら中央に集まってくるのでしょう。

青方ダムの説明パネル

大きなダムの説明パネルが設置されていました。パネルでは青方ダムは「青方治水ダム」と表記されてますね。「洪水調節」と「流水の正常な機能の維持(当ブログでは不特定利水)」を目的とする多目的ダムになります。

ダムの平面図と上流面・下流面の図……一部心眼で見ないと見えない状況ですが、現地では読み取れましたw 出水時の水の流れについても図解で説明してて良いですね。良いのですが……


減勢工の記述が「減勢土」になってる気がします……///


左岸側に管理事務所の建屋がありましたが、現在は使われていないようで、厳重にフェンスで囲われてました。


敷地の片隅に「感謝の碑」が潜んでましたね。


左岸側の親柱には、青方ダムの諸元が刻まれた銘板がはめてありました。


天端は車両通行可。訪問時はご夫婦でお散歩されてる姿がありました。(このあとあちこちで朝の散歩している光景を見ることになった。健康的でいいですよねー。)

■DAM-DATA
ダム番号2637
型式重力式コンクリートダム
洪水吐自然調節方式
所在地長崎県南松浦郡新上五島町青方郷首(中通島)
河川名釣道川水系釣道川
堤高・堤頂長27.5m・131m
総貯水容量550千m3
管理者長崎県
本体着工/完成年1975年/1984年
※記載情報は訪問した時点の情報です。状況が変わっていることがありますのでご了承ください。
Location: 青方ダム

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