宮ノ川(みやのかわ)ダム
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Ver.1
長崎県・五島列島のカトリック教会巡りのついでに、中通島にある宮ノ川ダムに行ってきました。青方ダムを見てから、ひと尾根越えたお隣にもダムがあるのよーってことで宮ノ川ダムへ。
上図の左の方から来てたので、右岸側から訪問すっかーと赤い道を走ってったら
バリケード☆(ノ∀`)アチャー
しかし、旅の同行者が行動力のある一般人だったので、
「グーグル先生はこの先ダムっていうの」
……と言って藪の中に飛び込んでいこうとする。慌てて「まてーw確かにその先にダムはあるが行っちゃだめぇぇぇw」と制止するなどしたw
ストリートビューにもバリケードあるやんかorz
というわけで、訪問される場合は左岸側を目標地点にしていただければと。県道(黄色の道)から一歩入るとかなり細い道になりますし、そこそこ住宅があるので、慎重に通行してくださーい。
というわけで、宮ノ川ダムさん、はじめましてー!。青方ダムと同じく重力式コンクリートダムです。「洪水調節」と「流水の正常な機能の維持(当ブログでは不特定利水)」、そしてこちらは更に「上水道」を目的とする多目的ダムになります。
天端に定礎石埋め込まれてました。
そして、青方ダムで潜んでた感謝の碑、宮ノ川ダムにも居ました。こっちは堂々と広場に鎮座してました。この差はなんなんだろうw
こちらのダムも、天端の下流側の親柱に宮ノ川ダムの銘板。
上流側の親柱にはダム湖名の銘板。コンクリートの溝と銘板のサイズが噛み合ってないのが気になりますw。
しんと静まり返るダム湖には、周辺の山並みが水鏡になって映り込んでました。端っこに見えるのは曝気装置ですね。上水道でもお水を使うから水質管理も必要ね。控えめにボコボコしてました。
宮ノ川ダムもゲートがないタイプのダムなのですが、天端にバルコニー状に出っ張った箇所が。おそらく水位計とか計器関係があるんじゃないかなーと思います。
天端から下流を望む。導流路が2つに分かれています。細いほうの洪水吐が低めなので常用洪水吐、広いほうが非常用洪水吐の導流路になるかなと思います。左の建屋は上水道の取水設備……かな?(疑問形だらけw)
右岸側に管理事務所がありましたが、こちらも青方ダム同様常駐はしていなさそう。なお、最初の藪の道はこの真横に繋がっていました。
右岸側の親柱に諸元の銘板。青方ダムと揃えて作られたのかな~。
下流は左岸側に道路があるようなので、直下から見上げることもできそうでしたが、次の予定の兼ね合いで下流側の探索はパスしました。
天端にはゲート操作室。上水道の取水ゲートのためのものと思われます。
広場みたいなところに、石に埋め込まれたプレートがありました。打設の際のミキサーの紹介っぽい。「連続計量式落下型コンクリート製造システム」。コンクリート打設の合理化と省エネ化を狙った、ダムコンクリートの連続製造システム、らしいです。
少し上流側から堤体を望む。こちらも水鏡になって綺麗でした。なお、更に上流側に砂防堰堤があり、情報によってはそこが宮ノ川ダムとするものもありましたが、宮ノ川ダム本体はこちらで合ってると思います。
ダム番号 | 3021 |
型式 | 重力式コンクリートダム |
余水吐 | 自然調節方式 |
所在地 | 長崎県南松浦郡新上五島町浦桑郷(中通島) |
河川名 | 宮ノ川水系宮ノ川 |
堤高・堤頂長 | 32m・191m |
総貯水容量 | 194千m3 |
管理者 | 長崎県 |
本体着工/完成年 | 1988年/2000年 |
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