葛野川(かずのがわ)ダム
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Ver.1
葛野川ダムは東京電力が管理するダムで、上日川ダムを上池とする揚水発電の下池でもある。実は6月下旬に深城ダムに行った際に立ち寄ろうとしたのだが、場所がよくわからなくて手前で引き返してしまったのだ/(^o^)\今回は再チャレンジである。
まずは失敗した時の話から。あれは6月下旬。深城ダムを見学した後、何度か通り過ぎたり戻ってみたりを繰り返しながらも実は葛野川ダムの入口まで来れていた。
何やら怪しげなトンネルの前で「ここかなぁ~?」とキョロキョロ。いや、一応見つけてはいたんですよ東京電力のロゴが付いたダムの看板を。
ばっちりここだったんです。えぇ、正解だったんです。だがしかし。
トンネルの中をのぞき込んだら奥に柵が見えて。同行していた夫が「これは怪しい!行き止まりだよ!入っちゃイケナイ!いいから黙って引き返すんだ!」と必死に言うもんで戻ってしまったんだなこれが。奥にオレンジの光が差しているところで左折したら堤体まっしぐらだったのに…である。/(^o^)\
帰ってからその先に葛野川ダムが待ってたんだと知った時の悲しさったらもうww 近いうちに必ず行くんだと枕を涙で濡らしながら誓ったのであった(大げさな)。
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…という失敗を踏まえての今回の訪問。引き返すわけにはまいりませんっ( ー`дー´)キリッ←
今回はダムに興味を持つお友達と一緒に行ったのだが、全員初訪問だったので、やっぱり「ほんとにココなのかな~大丈夫かな~~」と不安になりながらもトンネルに進入。
前は気づかなかったオレンジの明かりを目指してそろそろと進む。入口では明るさの違いで目が慣れていなくて気づかなかったが、ミラーやら看板やら色々設置してあった。明かりに従って左折すると物々しいゲートが開いていた。先は薄暗い。
しかし事前情報でココはセンサーで車を感知したらライトが点くことを把握していたのでそのまま進入。進む度にパッ、パッ、と照明がついていく。その中を進んで行ったらイキナリ葛野川ダムの左岸側に到着\(^o^)/ (運転してたので写真のことは失念してたww)
左岸側は駐車スペースがほとんどない状況で、案内看板にも右岸側まで行って駐車するよう案内されていたのでとりあえず天端をそろそろと通過。
右岸側は広いスペースがあるので車を停めて堤体見学開始。
直前に見学した深城ダムも大きいなぁと思っていたが、葛野川ダムはもっと大きい印象。
発電ダムなので治水機能はないのだが水位は低め?発電の状況によっては上日川ダムからの水が一気に貯まるのかもしれない。
堤体中央にはどでかいゲートピアがそびえ立っていた。ローラーゲートが2門。
左岸側には管理事務所があり、ダム名が刻印された石碑も並んでいた。
下流側には定礎石がぽつんと置いてあった。
見学できるスペースが限られているが、とにかく堤体が大きいなぁと実感はできたw
管理事務所脇の斜面にはソーラーパネルが設置されていた。管理事務所やトンネルの照明等の電力として使われているのだろうか。
天端から下流方向を望む。直下にある小さな四角い建屋は河川維持放流で流す水を利用して発電を行う土室川発電所。選択取水設備で表層の水を使用しているらしい。
ひととおり見学し、満足したので帰りますかいのーとトンネルへ向かう。
暗くて不気味そうではあるんだが、きちんと作りこまれてるトンネルなのでご安心をw
■DAM-DATA
ダム番号 | 3107 |
型式 | 直線重力式コンクリートダム |
ゲート | ローラーゲート×2門 |
ダム湖名 | 松姫湖 (まつひめこ) |
所在地 | 山梨県大月市七保町 |
河川名 | 相模川水系土室川 |
堤高・堤頂長 | 105.2m・263.5m |
総貯水容量 | 11500千㎥ |
管理者 | 東京電力(株) |
Web | - |
本体着工/完成年 | 1991年/1999年 |
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