大倉(おおくら)ダム
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Ver.1
2013年のゴールデンウィークは、東北のダムを見て来た。その1基目がこちらの大倉ダム。ネーミングライツで愛称を「仙台環境開発大倉ダム」と言うこのダムは日本に2基だけというマルティプルアーチダムなのだ。
マルティプル(多連式)アーチダムとは、アーチが繋がっているダム。大倉ダムはダブルアーチで、アーチダムが2つ繋がっている形。日本に存在するもう一つのマルティプルアーチダムは、香川県にある豊稔池ダムで、こちらはアーチが5つ連なっている。行ってみたい(^q^)。
ダムの天端は車の通行が可能。しかし細い道なので交差は出来ないので、ダムの中間にある退避スペース等を利用してすれ違うよう案内の看板が出ていた。訪問当日は誘導員の方がいらっしゃって、通行を管理されていた。工事等行われている関係で、中間にある退避スペースでの駐車・見学は出来ない状況だったのだが、ちょっとだけですよ〜てことで許可してもらい撮影することが出来た。誘導員のお兄さん達、ありがとうございました。
とりあえず管理事務所へ行ってみる。非公式のダムカード(みやぎダムめぐりカード:PDF)を配布しているという情報があったため。しかしインターホンを鳴らすも無反応/(^o^)\ よくよく見ると玄関口にダムカードがケースに入れられて置いてあったので、いただくことに。しかし在庫が殆ど無い状態であったので、(同行した子どもらの分までくださいとは言えず)1セット頂戴してきた。
管理事務所から続くダム湖の周遊路は震災による落石のため、一部通行止めになっていた。工事が順調に行けば、2013年夏あたりから徐々に再開していく計画のようだ。
では、いざ堤体へ…
堤体へ向かうちょっと手前に発電所への取水口があった。
退避スペースに車を置かせて頂いて(感謝)、右岸方向をパチリ。車の大きさを覧ていただくと、そこそこのスペースがあることがお分かり頂けるとこれ幸い。
退避スペースには大倉ダムについての説明看板や計測装置等が設置されていた。
右岸側のアーチ。こちらにはゲートは無い。実にスッキリしたアーチダム。
左岸側のアーチ。こちらにはゲートが4門ある。水色のゲートピア。
下流方向を望む。…おや。直下は広場になっているんだな。おぉ、車も停まってるじゃないか。よ〜し行ってみるかな〜♪…というわけで直下に下りて見上げたのが冒頭の写真w
天端から見た時は見えなかったが、こちらからなら水色のゲートがよく見える。
アーチの連結部になる部分(スラストブロックというらしい)は間近でみるとピラミッド的な雰囲気が。ネーミングライツでついた愛称が表示されている。
■DAM-DATA
ダム番号 | 292 |
型式 | マルティプルアーチダム(ダブルアーチダム) |
ゲート | クレスト部:ローラーゲート×4門 利水放流設備:(左岸)ロートバルブ×1基 (右岸)スルースバルブ×1基 非常放流設備:ジェットフローバルブ×1門 |
ダム湖名 | 大倉湖 (おおくらこ) |
所在地 | 宮城県仙台市青葉区大倉字高棚 |
河川名 | 名取川水系大倉川 |
堤高・堤頂長 | 82m・323m |
総貯水容量 | 28000千㎥ |
管理者 | 宮城県 |
Web | 仙台地方ダム総合事務所:大倉ダム(宮城県ホームページ) |
本体着工/完成年 | 1956年/1961年 |
愛称 | 仙台環境開発大倉ダム(平成23年8月~) |
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