神田川・環状七号線 地下調節池

Nao Machida // 2012/07/21

地下調節池への導水連絡管(直径6m)

7月は河川愛護月間です。これに先立ち、5月に東京都から河川愛護に関わる各種イベントの通知があったのでその中の「環七地下の巨大トンネルを体験」というイベントに応募してみたところ、当選したので参加してきました(∩´∀`)∩ワーイ♪



東京メトロ丸ノ内線・方南町駅から環七を北上すること5分程、善福寺川と交差する所を入っていくと善福寺川取水施設があります。丸い建物が地下水路への立て坑。深さは地上から約57mもあるそうだ。ここまでの道中、何名か職員の方が「トンネル体験」のパネルを持って道案内してくださってました。ありがとうございました。

受付を済ませるべく管理棟へ。新しい建物ですね〜綺麗〜。受付と同時にパンフレットとおみやげのセットをいただきました。

会議室へ案内され、正面の大きなパネルに映し出される映像を見ながら、職員の方から取水設備の概要説明を聞きます。現在事業として実施され整備されているのは4.5kmの区間だが、元々は環七の下をずっと掘って東京湾まで流してしまう構想から始まっているとのことだった。神田川流域の治水対策として、まずこの区間が整備されることとなったそうだ。
供用されてから、過去に29回の流入実績があるとのことだった。また、平成21年の台風18号の際は、流入量が50万㎥を越え、調節池容量の54万㎥に迫る勢いであったとのこと。

会議室の上にある、操作室の見学。この施設から神田川取水施設と善福寺川取水施設の水門のコントロールが行えるそうだ。常に現在の水門付近の様子がモニターに映しだされている。川の側面(?)には危険水位の線がひいてあり、そこまで来たら取水施設の水門を開けて取水を開始する。また、危険水位の線の下に点線がひいてあったのだが、こちらは取水を停止する目安になる水位なのだそうだ。やみくもに水を取り込む訳ではないのだな〜。


操作パネルの皆さん(ぉ)。間近で見させてもらえたのだが、たくさん並ぶボタンにウハウハ。押してみたい衝動をぐぐっとこらえる(ぉぃ。視覚的にわかりやすいですよね。

 操作室を見学した後は、下のフロアに戻り、模型を使っての水の流れについての説明。実際に水が流れるんですよこの模型!
川が増水した際に、ゲートを開けて取水設備から地下調整池へ水を退避させる。40m下の調整池にいきなり流しこむのではなく、渦を巻くように40m下へ落とすことで騒音や衝撃を抑える事ができるとのこと。真下にあるプールにまず水を落とし水の勢いを抑える。ダムで言うところの減勢工か〜と思ったら、ここも減勢工となってましたw
安全な水位まで川の水量が落ち着いたら取水は終了する。そこから48時間かけて地下から2基の大きなポンプを使って川に水を戻していくことになるのだそうだ。

という感じで概要と取水の仕組みを学んだので、実際のトンネルに行って見ましょうということに(待ってましたー!)。

半円型の機械棟には排水ポンプ車が鎮座してました。今日は特にお仕事してなかったので、普段からここに閉まってあったのかな〜?よく分かんないけども気になったので写真撮ってました、ぱちり。

さて、地下のトンネルまで約40m。
このエレベーターで…はなく…

階段で健康的に下っていきますw
何回グルグルしたんやろ…とか思っていたら


地下2階への扉キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 

入ってすぐに目に飛び込んできたのは排水ポンプ装置。
実際のポンプはここから更に10m下にあるそうです。 

その脇にある小さな入口からいよいよトンネルへの侵入開始です(どきどき!
巨大な水圧に耐えられる分厚いドアが2枚。トンネル内からかなりな勢いで風が出てきてて、かなりな風圧を感じながら通りました。

入ったところは取水ゲートかららせん状にグルグルお水が回って落ちてくる減勢工の横。天に向かってぽっかり空く巨大な穴。こっから水が落ちてくる時ってどんな感じなんやろ…とか色々思いつつ、口から出てたのは「でけぇ…」の繰り返しでした←

 はい〜、どんどん奥に行ってくださいね〜と職員の方に促されて参加してる皆さんがぞろぞろ移動開始。トンネル各所に照明を設置したり、職員の方が懐中電灯のでっかい版みたいなのを下げてトンネル内を照らしてくれているので、あまり怖さは感じません。

しばらく歩いていると、カラフルな場所が。建設時に地元の学校の生徒達に描いてもらった制作物だそうです。今もキレイにトンネルの中に居ますよ〜^^

更に進んでいくとトンネルの出口に。そう、ここまでは地下調節池(本トンネル)への導水路(連絡管)だったのだ。
「ここが環七の真下になりま〜す」と説明されたけど正直上がどうなってるとか全くわからないです'`,、('∀`) '`,、w
さっきまでのトンネルで既にデカイと思ってたら更にデカイ空間に出くわしたので、正直( ゚д゚)ポカーンとしていたwここから先は照明等も設置されておらず、奥の方にはただ暗闇が。吸い込まれて行きそうでちょっと緊張する。

参加者の皆さん、それぞれ思い思いに写真撮ってみたり、何とか目を凝らして奥が見えないか覗いて居たり、壁の亀裂が気になっていたりとトンネルを堪能している中、職員の方からアナウンスが。
「これから暗闇体験をしていただきまーす。電気が消えますから、動かないでくださいねー!いち、に〜の、さんっ(パチっ)」
ぎゃー真っ暗ーww分かっちゃいたけど真っ暗ーwww 同行していた息子が私にしがみついたーw あちこちでワー!キャー!とひと騒ぎした後「ハイ終了しまーす」と点灯。一同ホッとした顔がトンネルの中に戻って来ました(笑)

トンネルの壁を見ていて気になったのが、このウ・ヒ・ヒ…ヒ・ヒ・ヒ…といったマーク。これがまたトンネルの壁面一杯にですね、ウヒヒヒヒヒと書いてあってちょっとドキッとしました。
これはトンネル内の検査をした際の目印だそうで、「ウ」は浮き、「ヒ」はヒビ割れ、「ロ」は漏水、といったような意味があるそうです。現在は経過観察を行なっているとのこと。

以上で見学は終了となりますので、戻りますよーということで導水路をてくてく戻りポンプ室へ。まさかの40m階段登りなのか?!と一瞬ドキッとしたが、ここは普通に「はい、エレベーターに乗ってくださいね〜w」(よかった…w)

地上に戻ったらアンケートに答えた後、おみやげに東京水のペットボトルと冷えたドリンクを職員の方が振る舞ってくださいました。子ども達にはスーパーボールすくいや水圧体験(水圧のかかった扉を開けられるか体験)等もあり、水深30cmでも普通の力では扉は開かないんだなってのを体験させて貰ったりしました。

午後から別件で予定が入っており、取水口を見に行く時間的余裕がなく、ちょっと心残りではあったのですが、地下トンネルの体験、なかなか興味深く、面白い体験となりました。
場所: 神田川・環状七号線地下調節池 善福寺川取水施設

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