羽村浄水場

Nao Machida // 2014/06/01

6月1日~7日は、水道週間だ。この期間に水道に関する施設・設備の一般公開が各地で実施された。今回は東京都羽村市にある羽村浄水場に行ってみた。


水道週間とは、公益社団法人日本水道協会の説明によると「水道について更に国民の理解と関心を高め、公衆衛生の向上と生活環境の改善を図るとともに、水道事業のさらなる発展に資することを目的として毎年実施されている」もので、今年で56回目となる。
去年・一昨年と、東京都水道局の浄水場を見学してきたが、今回は日程が分散していたので、他地域の浄水場も見学してみようということで羽村までおでかけ。

多摩川沿いにあるレンガ造り風味な建物。これが羽村浄水場の建屋だ。

入口にどーんと鎮座している巨大な建物は貯水槽。浄水処理が完了した水がここに貯められているそうだ。

少し入ったところで受け付けを済ませ、職員さんの案内のもと浄水設備へ。
ろ過装置がずらーーっと並ぶ施設内はちょっとひんやり。

あんまり温度が高いと設備内に張り巡らされてるパイプに結露が起きるため、結露防止の為に空調を稼働させているとのこと。

羽村市の水は市内3か所に掘られた浅井戸から汲み上げた「完全地下水」で供給されている。
川(地表水)からの取水と違い、伏流水は土壌からの影響を受けにくいので、細菌などの検出率が低く、その昔は取水した水を塩素消毒して提供していたそうだ。その後、環境の変化等にも対応し、更に安全な水を供給できるように、膜ろ過方式の浄水設備を採用することとなったのだそうだ。

膜ろ過方式の設備としては、日本最大級とも言われる、羽村浄水場。膜エレメントと呼ばれる白い膜素材の束が56本入ったケースが18系統・90個設置されている。全体の処理能力は3万立方メートルとのこと。
近年の節水傾向のせいか、水の需要は年々下がりつつあるそうで、現在の需要は処理能力の2/3程度となっているという。

箱を開けて中を見るわけにはいかないので、見学者用に浄水モデル模型を展示してくれていた。
筒の上から入ってきた原水は、白い膜素材からきれいな水だけ通り抜けて下に流れて行く。膜の穴の大きさは2ミクロン(2/1000ミリ)。

ずーっとろ過していくとゴミが残って目詰りを起こしてしまう。膜の洗浄方法はいろいろあるのだそうだが、羽村浄水場では空気洗浄を採用している。圧をかけた空気を逆流させることで目詰りを除去していく。
ポンプの周りにはパイプやら計器やらがごちゃごちゃたくさんあって、見応えあったよ(∩´∀`)∩♪

ひと通り見学が終わったら「どうぞ~♪」と羽村の水「水はむら」を頂いた。今でこそ、都の浄水施設も高度浄水処理等を施されて改善されたが、その昔は匂いが気になったりで美味しいと思えない水だった時期もあり、地下水100%の羽村の水は都の水より美味しいね、と言われていたそうだ。これからも水源を大切に守って、美味しくて安心な水を提供していきますよー(`・ω・´)ゞと心強い意気込みを聞かせていただけた(`・ω・´)ゞ

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その後、多摩川沿いから市内へと移動し、水道事務所へ立ち寄った。ここには各家庭へ配水するための配水塔があるのだ。

ドーン
カッコイイwww

入口には配水塔の仕組みが図解されていた。ここの屋上から市内が見渡せますので、是非~♪と勧められていたのだ。というわけで職員さんの案内のもと、エレベーターで屋上へ。

うおぉぉ360°見渡せるすご~~い(∩´∀`)∩ワーイ♪ 景色。条件が揃えば富士山も見えるのだそうだ。他の見学者さんも居たのであまり写真は撮れなかったが、市外から来た我々にも職員の方が詳しく景色を説明してくださった♪

景色を堪能した後は、地上の受け付け脇に展示されていたメーターパネルや水道管を見学。最近の定番の耐震継手の管も展示されていたので、こども達に大雑把に説明していたら「詳しいですねー!」と言われ「いやそれほどでもごにょごにょ///」とかなってしまったりなど/(^o^)\

敷地内には、井戸の跡があった。その昔は200m近い深さの深井戸から取水してたという羽村の水。その後給水量が減少した為、新しい取水地を求めて行った結果、現在の浅井戸になったとのことだ。

水道事務所入口にはでっかい蛇口があったw

こちらでも「水はむら」を頂いたw 貴重な施設を見学させていただき、ありがとうございましたー!

なお、水道事務所の屋上は、毎月1日(ただし平日に限る)に開放しているとのこと。市内がぐるっと見渡せる素敵なビュースポットなので是非景色を愛でに行ってみてねw

場所: 羽村市浄水場

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