2018/11/16

ファミリーリンク導入記(1)日本にもGoogleのペアレンタルコントロールが来た!

長男が中学生になって、クラスメートがスマートフォンを持っているから僕も使いたい、と言い出すようになった。
キャリアが出しているキッズ用ケータイを一応用意して親子の連絡を取っていたが、LINE全盛の今、お友達と連絡が取れない、と文句を言う。
ガジェット好きな私は端末はいくつでも転がっているわけで、セットアップすることはいつでも可能だったが、普段共働きでこどもと接する時間が限られている現状で、口約束だけでスマートフォンを使わせることに親として抵抗があった。
今年は学校関連のお手伝いもいろいろしている関係で、教職員の方から「眠そうに授業を受けている生徒がいる。どうも夜通しLINEやYoutube等楽しんでいるようだ」といった声もよく聞く。手元にあれば開いて見てしまうのは大人でもコントロールきかない訳で、学業に差し支えが出る要因を親が与えることになりかねない(というか間違いなく要因となる)ことも懸念だった。

実際のところ、大手キャリアもキッズ用スマートフォンを出すのは苦労しているようで、現在はauがmiraie f (ミライエ フォルテ)を出しているだけ。以前はdocomoも出していたが、Googleアカウントが使えない(docomoカスタマイズされたGoogleアカウントもどきを使うと説明された)ってところで手が出ないでいたら2018年時点で生産終了してしまっていた。
格安スマホ方面から最近ちょいちょい耳にするものとして、TSUTAYAが出しているトーンモバイルというのがあって、MVNOでは初めて全国子ども会連合会に推奨されたりとお墨付きのもののようなので、(詳細確認していないが)お安いので検討してみてもいいかもしれない。

我が家のデジタルガジェットの管理は私がしていて、Google信者な私としては、Googleのサービスですべて片付けたいわけである。完璧なる私都合である。
Googleアカウント自体は、日本でも13歳以上であればアカウント作成が可能となっている。息子はアカウント作成が可能な年齢に達しているが、少なくとも中学生であるうちはペアレンタルコントロールが出来ない端末を親として渡せないと考えている。息子にはずっと文句を言われつつも「親が一定のコントロールができない状態で端末を渡すわけにはいかぬッ!」と断り続けていた。

2017年、アメリカ国内において、13歳以下の子どものAndroid端末利用を見守るアプリ「Family Link(ファミリーリンク)」の提供を開始した。
親の端末とこどもの端末に専用アプリを入れて端末利用状況を共有・管理できる。こどもの端末の現在位置の確認や、導入アプリの制限、利用時間を決めて超過した場合はロックをかけることができる。家族として設定したグループではカレンダーやストレージの共有ができる。
これだよこれ。私が必要としているのは。…しかし日本は提供エリアではなかったため、導入できずにいた。

2018年、ついにファミリーリンクが日本向けに提供を始めた。よし、これで息子のアカウント運用を始められる!ヽ(=´▽`=)ノ。なお、これにより、13歳以下のこどもに対しても(親の管理下のアカウントとして)Googleアカウントを作成することが可能となっているので、お子様用のアカウントを検討されている方はご確認頂きたい。

Google ファミリー リンク - ホーム
http://families.google.com/intl/ja/familylink/

導入について書こうと思ったが、Gigazineさんの記事がわかりやすいのでそちらをご参照ください。

Google謹製の子ども用スマホを完全に支配下における親向けアプリ「ファミリー リンク」を使ってみました - Gigazine
https://gigazine.net/news/20180501-google-familylink/

システムの構築は、大雑把に言えば、親の端末とこどもの端末にファミリーリンクのアプリを入れるだけ。強いて言えば、こども用の端末はそこそこ新しい機種じゃないとファミリーリンク対象外になるので注意が必要なところかな。
端末のセットアップをしながら、決めないといけないことがあるので息子と話し合いを始めた。(続く)

0 comments:

コメントを投稿