2021/11/28

小渋ダムの減勢工の中に入ってきました


小渋(こしぶ)ダム
A
FNAP
Ver.3

小渋ダムの減勢工が点検に伴う抜水行っていて空っぽになってるよ!ってことで観てきました。
なんと今回は、減勢工の中に入らせて貰えるということで、そんな貴重な機会に遭遇できるのはほぼ無かろうということで急遽訪問!


中央道だけ走るのが気乗りしなかったので、とりあえず静岡(清水)まで東名で西進し、清水JCTから北上、双葉JCTから中央道に入り、諏訪湖経由して南下というルートで向かいました。
お久しぶりです、小渋さん♪さて注目の減勢工は・・・
からっぽだー!ヽ(=´▽`=)ノ
常にここには水が溜まってる姿しかみてないので、この時点でわぁぁぁってなってました(笑)。
小渋ダムはアーチ式コンクリートダムで、堤体が薄いのが特徴のひとつです。堤体内にエレベーター設置ができない薄さなので、エレベーターは外付けです。エレベーター塔がくっついてるこの風景も個人的に好きなアングル。
体温チェック・消毒のあと、受付してもらってエレベーターに乗り込みます。過去に見学会に参加させてもらってるので、ひさびさー♪とか言いながら下まで連れてってもらって。
最下層のキャットウォークも歩いて良いよ!ということでテクテク♪
この、下まで行かせてもらえたから観られる、キャットウォークと階段のハーモニ~♪
1号2号のコンジットゲートの間から上を望む。いや~雲ひとつ無い青空!ヽ(=´▽`=)ノ←そこかw
こんなアングルで愛でられるなんて、見学会じゃないと無理なので、堤体にくっつきながら撮影です。
何を見てもキャッキャしてるのです。壁も当然撮ってます(ぉ
そして振り返ると・・・
水がない減勢工、目の前ーーー☆ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
中間部にすこしせり上がってるとこがあったのね、水抜かれなかったら全然知らなかったよ君の存在!とか言いながら見渡してました。

今回の見学は、この減勢工の底まで行かせて頂ける神企画。さぁいきますよ(ウホウホ
減勢工に続く通路の柵に張り紙が。「階段の歩み幅が狭いので 手すりをしっかり掴んで降りて下さい」ほほう?
ほんまや、ほっそいw ここんとこ運動不足で体力に自信のない町田さん、慎重に手すり握りしめながら降りました。(降りる時はちょっと緊張しましたが、帰りの登る時はあまり気にならなかった)
減勢工の底到着。小渋ダムの付け根、来ちゃった❤
近すぎるので、全景なんて撮れませんが、とりあえずカメラ向けて撮りまくる。いやぁほんと、エレベーター塔の付け根より下に立てる日が来るとは夢にも思ってなかったので、感無量です。
さて減勢工の中から観察です。側面の色がだいたい三層になってますね。上の白い層、真ん中の黒い層、そして下の白い層。お水が来るのは真ん中の黒い層まで。何故ならば減勢工を構成する副ダムさんの高さがそこまでだから。だいたい11mぐらいとのこと。
放流が無い時は下の白い層のあたりまでの水位になってるそうです。だいたい2.5mぐらいとのこと。
普段ならここは水没してるんだよねぇ~・・・と思いながら下流方向を望む。ニンゲンがちっさいw上から観てたらちっさいなーて思いがちな副ダムさんが今日ばかりは「どやぁあぁぁ」て存在感アピールしてる気がします(ぉ
再度堤体側に目をやると、壁面に丸い痕跡が。
建設時に水通してた仮トンこと仮排水トンネルを封じたとこかなー♪これは水が入ってる時にも見えるものですが、見上げる形になるのが貴重w
そして足元をぢっと見る。たくさんの小石に混ざる金属片のみなさん。小渋ダムの減勢工の水抜きは17年ぶりとのこと。17年分の蓄積。スマホとかカメラとか発掘されるのかなぁと思ってましたが、意外と見つからなかったそう。
存在を知らなかった、減勢工の真ん中らへんにある構造物。これがあることで減勢工の中の水の動きがコントロールされてるんだろうなぁと小並感。なお、お気づきかとは思いますが、上流側と下流側で勾配が異なりますな。
更にずんずん進んで副ダムにお近づきになりますよ~。真ん中の構造物越えたところから、水が溜まってました。そうそう、ここに向かう際、夜明け前の道路脇気温計が-5℃って表示してたんですよね~。小渋ダムの近くまで来たら0℃って表示されてましたけども。そんな気温の世界なので、薄氷が張ってました。うちのカメラではあまりよく撮れてなかったので写真は割愛しますけどもw
更にずんずん行きまして。副ダム到達!と共に目が行ったのがこの穴。減勢工の水抜き穴……なんですが、なかなか景気よく水が出ていってくれる訳ではなくて、ポンプで排水するなど工夫が必要だったようです。

ちょっと覗き込んでみたら、落ち葉がいっぱい詰まってました。横にあるザルにかき出すのを繰り返してたのかなーなどと思いながらジロジロ。

副ダムさんに抱きつける日がくるとは・・・それも内側から・・・夢のようだわ・・・とくっつく町田の図。(Photo by うにっこ様)

減勢工から上がったところから副ダムを望む。ニンゲンが小さいww
さてさて、減勢工の水を抜いたのは、我々ダムファンがヾ(*´∀`*)ノキャッキャする為ではなくて、減勢工の状態の調査などが目的。色々調査した上で、お水を戻す作業が行われます。あまり長い期間空っぽにしておくのは良くないようなので、年内には水を戻すとのこと。
今回の見学イベントでは貴重な体験ができるということでたくさんの方が訪問されていたようです。既設の駐車スペースだけでは車を収容できない可能性があるということで、左岸側(管理所があるエリア)のヘリポートエリアを臨時駐車場として設定くださってました。
普段はダムの天端は車両通行できませんので、これまた貴重✨。私が訪問した日は来訪者数は落ち着いていたのですが、マニアが走りたがってると認識頂いていたようで、駐車スペースの案内スタッフさんに「(天端を)走りますか?」とお声がけ頂いて。迷わず「いっきまーーす!!」と返事して通らせて頂きました。ありがとうございましたっ。
訪問日の天気がめちゃくちゃ良くて。雲ひとつ無い青空の元、小渋ダムの貴重な一瞬をじっくり見学できました。土日返上で対応くださった関係者の皆様、現地で遭遇したダム好きの皆様、貴重で楽しい時間をありがとうございました!



■DAM-DATA:初回訪問時のデータをご参照ください。

Location: 小渋ダム

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1 件のコメント:

  1. はじめまして

    すごーい!
    私も副ダムに抱きついてみたいです

    小渋ダム、今一番行ってみたいダムです。薄いアーチダムって最高だと思います。
    私はダム好き初心者です。これからも参考にさせてください。

    ダム活!っていいことばですね。

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