2017/08/05

大滝ダムの特別見学会に参加しました


大滝(おおたき)ダム
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Ver.1

8月頭に西のほうに出かける用事ができたので、それに合わせてどこかでダムの見学会とかイベントとかやってないかな~?と調べていたところ、奈良県にある大滝ダムさんで、運用開始5年の「アニバーサリープロジェクト」として特別見学会を行う情報を見つけました。既に募集が始まってから日数が経過していたので、ダメ元で電話したところ「まだ空きがございますよ~♪」とのことでしたので、すかさず申し込みしました。

さて当日。奈良県を南側から入って行きまして、やってきました大滝ダム。紀の川沿いを走っていきましたらダムサイトへは上流側の入口からちょっと回り込むような感じで行くんですね。

駐車スペースに案内頂いて、いきなりカメラ構えて上流面パシャパシャ!。奥に見える赤いのが黒部ダムで使ってたというクレーンのアレ(ぉぃ)かぁ~♪とかぶつぶつ言いながらカメラ構えていたら、誘導していたおじさんが近づいてこられて「練馬…って東京の練馬??」と尋ねられ。はいそうですよと答えたら「えぇ~っ?!えらい遠いとこから来はったんやなぁ~!」と驚かれてました。関東から来たのは私だけだったぽいです…w

車を停めた後、指示に従ってダムへ向かいます。堤体へは車が進入できないようバリアが作られていました。お邪魔しまぁ~すと入りまして…

左岸側から堤体を望む。デザイン性の高い堤体。平成っ子って感じしますね(´∀`*)←何。大滝ダムは、ずーっと気になっていて、行ってみたいなぁと思っていたダムのひとつでしたので、ついに来られてテンション上がりまくり。すれ違う人にコンニチハーコンニチハー連呼しながら指示に従い受付へ向かいます。

受付の「ミズモリノヤカタ」。防災資料館として普段から色々な体験ができる施設として運用されています。大滝ダムができるまでは、建設状況をお知らせする施設としても活躍していたそうです。
この日は晴れていた訳ではなかったのですが、とても暑く、受付が終わったら職員さんがすぐさま「集合時間まで中で涼んでてくださいー!」。ひんやり涼しい空間でイベント開始を待ちます。
西日本で活躍されているダム愛好家の方々も何名かいらしていて、楽しくお話などしながら過ごしました。

ミズモリノヤカタへ向かう道から大滝ダムの特徴のひとつであるカスケードが見えました。減勢工の左岸側からバルブ放流されていたので壁面が濡れていますね。

そわそわ眺めている内に集合時間を迎えまして、開会式。大滝ダム所長さんのお話を伺った後、スタッフの方の説明が始まりました。約100名の参加者は4つのグループに分けられていて、私は3班になりました。1班・2班は先にダム堤体の見学、3班・4班は先に防災体験をする旨の説明を受け、いざっ、見学スタート(๑•̀ㅂ•́)و✧

ミズモリノヤカタへ入って、まずはジオラマコーナーでダムの生い立ちを学びます。大滝ダムは伊勢湾台風での被害をきっかけに計画されたダムであることや、ダムの役割・目的を映像と模型で案内。ご一緒した皆さん、真剣に見入ってました。(๑•̀ㅂ•́)و✧

続きまして、豪雨体験へ。ダム見学で豪雨体験??と軽く混乱しましたが、「大滝ダム・学べる防災ステーション」の名物施設だそうでして、早速カッパと長靴を装備して出陣!(一人で参加してたので写真はなしww)
この体験施設では、3種類の豪雨体験をします。
まず1発目は伊勢湾台風。大滝ダムのある川上村で降った1時間に118ミリの降水を体験。
続いて2発目は日本最高の降水量とされる長崎豪雨の1時間に187ミリの降水を体験。
そして3発目、この設備での最大降水量、未知の世界を体験する1時間に600ミリの降水を体験ww
それぞれ10秒ぐらいの体験なんですけど、いやー激しかった。しっかりカッパを着込んだつもりでしたが、首からお水入ってましたね…/(^o^)\
降雨体験なので、雨だけの体験。台風の時はこれに強い風も加わります。雨だけでももう身動き取れないのに、これに強風も加わったらと思うと、改めて身の危険を感じました。

いや~凄い雨の体験したね~、なんて言いながら外に出てきたら

…そういや会場に巨大迷路設置されてましたねぇ。今日のイベントの為に用意してくれてたのかな。こども達遊ばせとくのにいいよね、ダムでこういうの設置してるの見たこと無いよね、な~んて同じ班の方と話してたところ

はい!皆さんには巨大迷路にチャレンジして頂きます!!

私らがやるんかーーい(笑)

この巨大迷路、ただの迷路じゃありませんでした。迷路の中にダムクイズが10箇所。スタンプが3箇所。参加グループ毎に5分以内にスタンプ3つ集めるかすべてのクイズに回答するかして出て来るように!と説明を受け、いざスタート!
簡単なクイズを解いていくのねーなんて気楽に構えて迷路に入ったんですけど、設問、なかなか難しかったですww
なんとか5分以内に出てきて、記念品を頂きましたヽ(=´▽`=)ノ

お水かぶって、迷路で走り回って。まだダム堤体の見学までこぎつけてないんだけど軽く疲労感を感じつつ、次はダム堤体だぁ~…と眺めたら

…おっ?

…おおっ?!
カスケードからお水出てるやーーんヽ(=´▽`=)ノ(歓喜)…と喜んでいたら、我々の班にもダム堤体見学のお声掛けが来ましたヽ(=´▽`=)ノ♪

堤体内へと続く階段を降りて…

天端の下にある通路をテクテク。雨の日でも見学しやすいなぁ~。なんて思いながらあちこちキョロキョロ。凄いなーと思ったのは、同行された皆さんも、ただ歩いていくんじゃなくて、壁面の掲示物や、下流側の風景など、見えるものすべてくまなくチェックしながら歩いていた事。ダム見学するぞ!っていう意識の高さを感じました(๑•̀ㅂ•́)و✧

通路テクテクも満喫したら、エレベーターに乗って、いよいよ堤体内へ。

エレベーターのドアが開いて、堤体内からのひんやりした空気を感じた時の皆さんの反応、いいですよねぇ。今回も「わぁ!涼しい~!」の声が上がってました。準備の良いお母様多数で、ササッとお子様に上着を着せてたり。(そんな中でも半袖でウヒョウヒョ言ってるのが私なのですけども)

職員さんの誘導の元、監査廊をずんずん進んでいきますと…

ガラス張りのゲート室!?Σ(゚∀゚ノ)ノ?! ガラス越しにゲート設備の見学するのかと思いきや「どうぞお入りください♪」とのことでホッとしたり(笑)。

さてさて。大滝ダムのゲート。大滝ダムは常用放流設備として3つのゲートが設置されています。洪水対応するダムで、たくさんの水量を扱うダムの場合、ゲートの数も多い印象なのですが…大滝ダムさん、設計では最大2,500m3/sまで放流することが可能というダムなのに常用放流設備は3門…?
その謎は、国内最大級の高さ6.3m、幅5.0mの大口径のゲートにすることで、ゲートの数を3つにすることができたのだそう。ゲートの数が少なくなれば、操作の手間(手順?)も少なくなりますね。最新の技術を採用することで効率化を図っているそうです。
…ってなわけで目の前に現れた開閉装置のでかいこと、でかいこと。いくつかのダムでゲート設備の見学の機会を頂いたことがありますが、その都度設備を見る度に「でかっ!」って思ってきていたんですが、記録更新しちゃったな、って思いながら「でかっ!」って言ってましたw

大きさも凄いのですが、ゲートの位置も2段構えにすることで、洪水の規模に合わせて放流する位置を使い分けるというワザが使えるダム。…という説明を一生懸命職員さんが話してくださいました。色々な工夫が施されているんだなぁと改めて思いました。
ご一緒したお子様達からの質問にも、職員さんは一つ一つ丁寧に答えて下さっていて、とても良かったです。

ゲート室から更に進んで、いよいよ直下へ…

…の前に、職員さんから大滝ダムの概要説明コーナーヽ(=´▽`=)ノ
「3分でご案内します!」でスタートした説明は、駆け足ながらもしっかりと大滝ダム建設の経緯をご案内頂けました(๑•̀ㅂ•́)و✧

そして出てきたのはダイナミック広場と名付けられたダム直下の広場!ヽ(=´▽`=)ノ 大滝ダムさんドーーーン!!!

さっき見学した常用放流設備の出口ドーーーン!!!外から見たら、実は2段式で高さが違うっていうのは分からないですねw

見上げれば
非常用放流設備のでっかい扉体!!

視点を下げると
波をイメージしてそうなお洒落な柵!!!

そしてカスケードが目の前に!!!

うおー近いよおおおおおヽ(=´▽`=)ノ

カスケードカスケード言うておりますが、こちら「計画水位維持放流設備」と言いまして。先程の見学で常用放流設備が大口径であることを学びましたが、大きなゲート装置では細かな流量調整ができないので、細かい調節を行う事ができるゲートを別途付けているのですね。で、そのゲートから出てきた水を減勢させるための減勢工がこの横から出てくる水路だったわけですね~。
一旦水路に落として、そこから越流させる形……非常用洪水吐のスタイルで天端側水路ってのが私の行ったことあるダムでは宮ヶ瀬ダムや比奈知ダム、石井ダムで見られますが、それに似ているなぁと思いました。

みなさん、ダムをバックに写真を撮ったり、カスケード見入ってたり、職員さんに質問攻めしてたり。
時間一杯までダム下を満喫して、見学会は終了。アンケートに答えて、お土産を頂いて、解散となりました。

内容盛りだくさんで、次から次へと色んな体験をする、とても忙しい見学会でしたが、その分、充実度はものすごく高かったように思います。貴重な体験の機会を頂き、ありがとうございました。

大滝ダム周辺には工事で使ったクレーンの跡地や、巨大な杉の木を活用した展望台等、他にも色々見どころがありました。また改めてじっくりと見学したいなぁと思っています。

■DAM-DATA
ダム番号1579
型式直線越流型重力式コンクリートダム
非常用洪水吐クレストゲート×4門
常用洪水吐コンジットゲート×3門
利水設備選択取水ゲート
計画水位維持放流設備(カスケード)
ダム湖名おおたき龍神湖 (おおたきりゅうじんこ)
所在地奈良県吉野郡川上村
河川名紀の川水系紀の川
堤高・堤頂長100m・315m
総貯水容量84000千㎥
管理者国土交通省 近畿地方整備局
Web国土交通省 近畿地方整備局 紀の川ダム統合管理事務所
本体着工/完成年1962年/2012年
駐車スペース管理所付近に駐車スペースあり
資料館側にも駐車スペースあり(少し歩きます)
トイレ資料館(大滝ダム・学べる防災ステーション)脇
おむつスペース
※記載情報は訪問した時点の情報です。状況が変わっていることがありますのでご了承ください。
場所: 大滝ダム

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