大迫(おおさこ)ダム
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奈良県の南東部にある川上村にやってきました。川上村には大滝ダム、大迫ダムの2基のダムがあります。今回は南から入り、国道169号を北上していきましたので、大迫ダムの上流側からの訪問になりました。
というわけで大迫ダムの上流側。左岸側に駐車できそうなスペースがあったので、少し停めて堤体を愛でる。
う~ん?、お水多いですね~。台風で大きな被害を受けた経験がある地域なのに、8月にこの水位?と不思議になりました。……が、それは私の認識不足でした。
大迫ダムは、A(かんがい)・W(上水道)・P(発電)の3つの目的を持つ多目的ダムです。そう、洪水調節を目的に持っていないのですね。え、じゃぁ大雨降って来たらどうするの?大迫ダムさんは基本そのまま下流にスルー(流れ込んできた量と同じ量だけ下流に流すスタイル)です。なんせ下流には大滝ダムさんが居ますからね。(๑•̀ㅂ•́)وマカセタ✧
左岸側には色々ありまして……大迫ダムの立派な石碑、橋の銘板にも大迫ダム~♪
まだまだありますよ。こちらは大迫ダムのある川上村を表したモニュメント。てっぺんに乗ってるキャラクターは何故逆立ちしてるのだろう…
そして、ダム停。ダムの名前が停留所名になっているところって結構あったりしますので、ダム入口は要チェックなんです。ダム停があるということは、大迫ダムには公共交通機関で来られるということ!ヽ(=´▽`=)ノ……なんですが、本数が非常に少ないのでちょっと厳しい…かなぁ?
水車も展示されてました。大迫ダムは、A(かんがい)・W(上水道)・P(発電)の3つの目的を持つ多目的ダムです。直下に関西電力さんの大迫発電所がありますので、大迫発電所で使われていた水車かな?と思ったら違いました。これは更に下流にあった関西電力の迫発電所の横軸ペルトン水車発電機。当時は日本に技術が無かったので、輸入品の発電機。
迫発電所は、明治45年に宇治川電気(株)が建設した、川上村やその周辺地域に電気を供給してきた発電所で、昭和34年の伊勢湾台風で大きなダメージを受け破損し、廃止となったそうです。
左岸側から堤体を望む。アーチのラインがステキ~♪なんてウキウキしながら進んで行きますよ♪
下流側を覗き込んだら減勢工。減勢工の中にも網場?が設置されてるのか2色になっていました。写真右上にチラッと見える建屋は大迫発電所。
上流側を覗き込んだら、印象にビビッと残る、赤いクレストゲート。大迫ダムのクレストゲートは5門ございます。比較的近い位置から大きなゲートを愛でることが出来るのは嬉しいですね。
更にテクテク歩いていく私を迎えてくれたのは…
カド?!
コーナーにミラー立ってる姿とかもう、カド要素完璧ぃ!(カド要素ってなんやねん)普通にアーチダム愛でてワーイワーイな予定(?)だったのに、カドっぽいものが現われて一気に動揺する自分(ぉ
ちょっと離れて眺めてみます。これは2種類の堤体が接合する部分というよりは、黒部ダム(富山)のウイングっぽい。でもしっかりカド。うほほほ(鼻の下伸びてる←
興奮気味に天端を渡りきって、右岸側から堤体を眺める。
右岸側には管理事務所や、ダムの説明看板、トイレ等がありました。訪問した時間がかなり遅かったので、管理事務所には立ち寄ってません。
天端から見下ろした限り、下流側にも行ける道がありそうね、ということで移動します。
これがカッコイイ。結構遠目からでもバーンと見える堤体とクレストに並ぶ5つの真っ赤なゲート!管理橋も赤いのがこれまた良い♡
比較的近い所まで車で近づけたので、下流からも堤体を愛でることが出来て幸せでした。ずっと眺めて惚れ惚れしてたい感じ。ラジアルゲートの機械室は上流側にあって、下流側から眺めると天端はスッキリ収まっているのもイケメン具合が増す理由かしら(うっとり
■DAM-DATA
ダム番号 | 1567 |
型式 | 越流型不等厚ドームアーチ式コンクリートダム |
非常用洪水吐 | テンターゲート×5門 |
常用洪水吐 | - |
河川維持設備 | ホロージェットバルブ×1条 |
ダム湖名 | 大迫貯水池(おおさこちょすいち) |
所在地 | 奈良県吉野郡川上村 |
河川名 | 紀の川水系紀の川 |
堤高・堤頂長 | 70.5m・222.3m |
総貯水容量 | 27750千㎥ |
管理者 | 農林水産省 近畿農政局 |
Web | - |
本体着工/完成年 | 1954年/1973年 |
駐車スペース | 管理所付近に駐車スペースあり |
トイレ | 駐車スペース脇 |
おむつスペース | - |
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