2021/12/13

今年出会ったダム【ダム Advent Calender 2021 13日目】


ダムマイスターのべこさんが呼びかけているアドベントカレンダーの2021版「ダム Advent Calendar 2021」に、私も参加します。前回は2018年に参加したので3年ぶりかな?

今回は、2021年の振り返りをしてみようかなーと。ダムの訪問した後、いつどのダムに訪問したかわからなくなるので、ざっくり記録をしています。ダム活と意識して活動しはじめて10年位になりますが、昨今の情勢の影響(意訳)で、2020年から活動頻度がガタ落ちですね。

活動記録(外出実績)抜粋

お出かけ自粛、、、と言いつつも、遠方の用事のついでにちょっと水たまりに寄り道、ということはあって、おかげさまで今の所、毎年どっかしらのダムで初訪問できていますね、ありがたいことですm(_ _)m。

で、記録を見返すと、2021年に初訪問したダムは10基あったようです。今回はそのダム達をサクッと振り返ってみようと思います。


片桐ダム(長野県)


天竜川水系松川にある重力式コンクリートダム。ダム湖の名前は松川湖。ゲートが設置されていない、自然調節式のダムだ。松川は上流からの土砂流出が激しい河川のため、上流には砂防群もあるダム。常用洪水吐の呑み口手前にはカーテンウォールと呼ばれる構造物があり、河床に溜まっている土砂を巻き上げながら吐き出す仕組みが施されていて、呑み口は低い位置に設定されている。
中央道を走る際にいつも気になっていたのだが、途中で降りる時間的余裕がなく横目に通過しがちであったダムにやっと寄れた。

玉原ダム(群馬県)


利根川水系発知川にあるロックフィルダム。東京電力玉原水力発電所の揚水発電の上池となるダム。下池は藤原ダムとなる。ダム湖の名前は玉原湖。
場所としては何ら難易度はないのだが、他のダムと合わせて巡る場合のコース取りに難儀して、なかなか訪問に至ってなかったダム。

南摩ダム(栃木県・建設中)


利根川水系南摩川に建設中のロックフィルダム。八ッ場ダムの建設追っかけて、出来上がったと一息ついていたら掘削だいぶ進んでいた。来年はいよいよ打設のフェーズへ行く模様。今後の成長を見に通いたいところ。

小石原川ダム(福岡県)


筑後川水系小石原川に出来たロックフィルダム。既設の江川ダム・寺内ダムと連携して、朝倉市の水瓶として、水害の守り神として活躍を期待している。
下流側の地形等の状況から、減勢工はプールを作るのではなく、洪水吐きを階段状にすることで減勢するという工夫が特徴。できたて&職人技の美しいリップラップを是非愛でて欲しい。

江川ダム(福岡県)


筑後川水系小石原川にある重力式コンクリートダム。筑後川水系初の利水ダムとして建設された。その後作られた寺内ダム・小石原川ダムと連携し、水瓶としての機能を発揮中。

寺内ダム(福岡県)


筑後川水系佐田川にあるロックフィルダム。ダムが出来て早々に大渇水に見舞われたり、2017年のダムアワードでダム大賞を取ることになる壮絶な洪水対応など、地域の水瓶としても、守り神としても大活躍のダムだと思う。
訪問時、ダムと夕陽を撮ろうとしてるダム好きさんと遭遇できたのも嬉しかった。

青方ダム(長崎県)


五島列島・中通島にある重力式コンクリートダム。目的はFNで、河川の防災面のコントロールを目的として作られている。ゲートを持たない自然調節式のダム。→青方ダムの訪問記

宮ノ川ダム(長崎県)


五島列島・中通島にある重力式コンクリートダム。河川のコントロール+水瓶として機能。島の貴重な水源地。→宮ノ川ダムの訪問記

野崎ダム(長崎県)


五島列島・野崎島にあるアースダム。隣の小値賀島に海底トンネルを経由して送水し水源地として機能する、非常に珍しいタイプのダム。島での水事情を考えるキッカケとなった。→野崎ダムの訪問記

松川ダム(長野県)


天竜川水系松川にある重力式コンクリートダム。治水機能の向上を目的として、上流から洪水バイパス放水路を新設。
こちらも片桐ダム同様、中央道を走っているときに気になりつつ立ち寄りそこねていたダムだが、近隣まで行く予定が出来た為ねじ込み、訪問が叶った。

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感染症対策で動きづらい情勢も、感染者数の減少に伴い、少しずつですが緩和してきつつあり、秋になってからはダムのイベントもいくつか開催されて、各地から愛好家さんが集まったりしているようです。

来年は昔のようにとは行かないところはあるでしょうけども、いろんなダムで「ダムを知る機会」が復活していくのを期待しています。そのためにも、日々の感染症予防対策、しっかり続けていきたいですね(キリッ

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